73:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 00:45:58.29 ID:w6V3e5/y0
早朝、私たちは帰りのバスを待っていた。その間、彼は海に目を向けていた。
74:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 00:47:05.52 ID:w6V3e5/y0
それから数日後、私は事務所にやってきていた。
75:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 00:47:48.96 ID:w6V3e5/y0
「……アタシじゃなくて、あいつの方だよね」
76:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 00:52:19.67 ID:w6V3e5/y0
「うちの会社のアイドル部門はまだ小さくてね……こう言っちゃなんだけど、今みたいにこんなデカくなるなんて、誰も思ってなかった。アタシたちだってね。でもあいつは違った。世界一のアイドル事務所にしてやるって意気込んでたよ」
77:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 00:53:31.20 ID:w6V3e5/y0
残された子供と共に、彼は知り合いのつてを頼りに海の見える町に引っ越した。
78:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 00:54:27.74 ID:w6V3e5/y0
79:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 00:55:37.02 ID:w6V3e5/y0
キーボードを打とうとしてた手が止まり、プロデューサーさんが顔を上げた。
80:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 00:56:41.45 ID:w6V3e5/y0
それからは、私は順調に仕事が増えていった。
81:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 00:58:31.13 ID:w6V3e5/y0
ある田舎でのロケのこと。ロケ用のバスが遅れていて、余裕もあったし、歩いてむかうことにしたのだ。
82:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 00:59:26.80 ID:w6V3e5/y0
今のはあくまで一例で、他にも色々あったけど……それでも、仕事を続けることが出来ていた。
83:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 01:01:10.98 ID:w6V3e5/y0
レコーディングは進んで、イベントも告知されて。その宣伝にいろんな番組に出る機会があった。
その中には、裕美ちゃんの番組も。
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