遊び人♀「おい勇者、どこ触ってんだ///」
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274:名無しNIPPER
2019/06/06(木) 20:55:36.03 ID:nmPClHWKo
体は嫌がっていても口はってやつか
おつおつ


275:今日で最後の更新です ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/06/08(土) 22:26:39.01 ID:ABaWR+nR0


「久しぶりだな勇者、いやいまは《ビール》と名乗っているらしいな」


以下略 AAS



276: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/06/08(土) 22:27:06.19 ID:ABaWR+nR0


「そうか……いやそうだな。我は疲れてしまったのかもしれん」


以下略 AAS



277: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/06/08(土) 22:27:32.11 ID:ABaWR+nR0


「……」


以下略 AAS



278: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/06/08(土) 22:28:18.61 ID:ABaWR+nR0

 それは、一か八かの賭けであった。俺は、魔王から繰り出される鉄の拳を目で追う。これを捕らえられなければ、体勢を崩した俺は次撃で死ぬことだろう。そのあまりの緊張感からか、時間がやけに遅く感じられる。俺は、スローモーションの世界の中で魔王の機械の腕を半身で受け流し、そのまま伸び切った腕を脇で固めた。


「うおおおおおおお」
以下略 AAS



279: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/06/08(土) 22:28:45.89 ID:ABaWR+nR0
 魔王も、千鳥足テレポートが使えるのか。だが何故、普通のテレポートではなく千鳥足テレポートを使ったのだろうか。そんな俺の疑問を察して、遊び人が間髪入れずに声をかけてくる。


「普通のテレポートじゃ、私に逃げ先を悟られると思ったんでしょ! 勇者! 私たちも千鳥足テレポートで追うよ!」

以下略 AAS



280: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/06/08(土) 22:29:12.98 ID:ABaWR+nR0


「手伝うさ。俺には教会にも頼れる伝手がある。なにも魔王軍を手中におさめる必要はない」


以下略 AAS



281: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/06/08(土) 22:29:53.18 ID:ABaWR+nR0
 日の光が僅かにさしこむ倉庫。その、両脇には木箱が高く積み上げられ少ない日差しを更に遮っている。どこか懐かしい香りのする場所だ。


 千鳥足テレポートは大成功だった。そこには、扇情的に縛り上げられた彼女の体を片手でほどくこうと苦戦している魔王がいた。

以下略 AAS



282: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/06/08(土) 22:30:21.84 ID:ABaWR+nR0

 魔王の驚いた表情を見るのは、今日だけで何度目であろうか。俺たちが、千鳥足テレポートを使えることを知らない魔王にとっては、俺たちがいかにして魔王を追ってこれるのか理解ができないのであろう。


 木箱の山のお次は、樽が大量に敷き詰められた石造りの部屋だった。部屋には冷たい空気が満ちていた。どうやら、何かの保管庫らしい。そこには、窓が一つもなく蝋燭の灯だけがゆらゆらと俺たちの姿を照らしている。
以下略 AAS



283: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/06/08(土) 22:30:48.64 ID:ABaWR+nR0


 どうしてこの魔法を使った後は、みんな驚いた表情で出迎えてくれるのだろうか。いや、突然何もないところから腰から頭を吊り下げた男が現れたらそうなるのも仕方ないか。というわけで、大柄で禿頭の男は俺たちを見て開いた口がふさがらない様子を見せつけてくれている。

 その手には、酒をグラス注ごうと傾けられたビンが握られており、驚きで固まった大男は既にグラスが酒で満ち溢れているのに構わず注ぐ手を休めようとしていない。……って、この大男、いつかの宿屋の主人ではないか。
以下略 AAS



284: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/06/08(土) 22:31:14.71 ID:ABaWR+nR0


「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」


以下略 AAS



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