90:名無しNIPPER[sage]
2018/04/18(水) 18:32:13.82 ID:zPGybNKf0
種死は面白くなる要素はいっぱいあったけどほとんど無駄にしちゃってるからねぇ
シンvsキラだって入念な分析と他にはない機体特性を活かしたシンの勝利ってのもまだ納得がいくが私怨と顔芸ラッシュでやるのは明らかに調理方法を間違えた
91:名無しNIPPER[sage]
2018/04/18(水) 19:43:28.86 ID:OWHJUwvb0
演出用に素材の設定を作るスタイルだから先に演出があるわけでしょ
調理法を間違えたってのは素材が先にあった場合の話じゃないのかなあ
92: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/19(木) 17:31:52.79 ID:k+y3Cfxv0
ルナマリア「お待たせ」
シン「ああ、バイク借りられるみたいだけど、どうする?」
ルナマリア「ううん、歩いていきましょ」
93: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/19(木) 17:33:20.09 ID:k+y3Cfxv0
空は快晴。街道は見晴らしもよく、陽光を浴びて輝く海の美しさと、吹き抜ける潮風に心地よさを感じる。
どうやら、ルナマリアの提案に乗ったのは正解だったようだ。
ルナマリア「ほんっと綺麗!プラントの人口海とは違うわねー!」
94: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/19(木) 17:34:52.48 ID:k+y3Cfxv0
ルナマリアの質問攻めにほとほと疲れ果て、一旦会話を打ち切って海の方を見やると、崖の突端で、一人の女の子が歌いながら踊っていた。
ステップを踏むたび、やわらかそうな金髪と、軽やかな白と青に彩られたドレスが、ふわりと風にはためく。
波の音に混じって耳に届く歌声は、ディオキアの海のように澄みきって美しかった。
シン「綺麗だな…」
95: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/19(木) 17:36:53.43 ID:k+y3Cfxv0
ずっとそうしていたかったが、隣にいたルナマリアの悲鳴に驚いて目を開けると、崖の上に少女の姿はなく、
下方に水音が聞こえたのとほぼ同時に、シンは走った。
少女のいた崖から身を乗り出して下を覗き込むと、水の中で少女が必死にもがいているのが見えた。
96: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/19(木) 17:39:05.17 ID:k+y3Cfxv0
シン「泳げもしないのにこんなところで…死ぬ気かっ!このバカ!」
怒鳴りつけられ、少女の身体が、縮み上がる。
ルナマリア「ちょっとシン!」
97: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/19(木) 17:41:27.35 ID:k+y3Cfxv0
半狂乱になった少女の向かう先は、今さっき逃れたばかりの海だった。
シンは慌てて走り寄って少女の身体を抱きとめ、懸命に叫んだ。
シン「大丈夫だ!君は死なない!」
98: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/19(木) 17:42:50.65 ID:k+y3Cfxv0
ルナマリア「もう大丈夫みたいね」
シン「ルナ、基地には連絡してくれたんだろ?」
ルナマリア「ええ。でも、救援が来るまでずっとこのままってわけにも…」
99: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/19(木) 17:45:41.81 ID:k+y3Cfxv0
ステラは、シンの肩に頭をもたせかけ、揺らめく火をぼうっと眺めている。
洞窟の中に聞こえるのは、火がパチパチと弾ける音と、寄せて返す波の音だけ。
安心しきったステラを見て、シンとルナマリアも、心地よい静けさに身を任せた。
どれぐらいの時間そうしていただろうか。
100: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/19(木) 17:47:16.72 ID:k+y3Cfxv0
スティングは焦っていた。ステラを一人にして、アウルと共に街で遊び惚けていたのは失敗だった。
ステラは朝、街の近くにある海岸で遊んでいた。だが、夕暮れになって迎えに来てみれば、彼女の姿はなかった。
艦にいるときも、甲板で一日中海を眺めているようなやつだから、海岸に置いておけば平気だろうと軽んじていた。
ネオには、ステラから目を離すなと言われていたのに。
220Res/108.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20