アスラン「頼りにしているぞ、シン」
1- 20
95: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/19(木) 17:36:53.43 ID:k+y3Cfxv0
ずっとそうしていたかったが、隣にいたルナマリアの悲鳴に驚いて目を開けると、崖の上に少女の姿はなく、
下方に水音が聞こえたのとほぼ同時に、シンは走った。

少女のいた崖から身を乗り出して下を覗き込むと、水の中で少女が必死にもがいているのが見えた。

シン「あの子、泳げないのかよ!?」

念のため基地に連絡するよう、ルナマリアに目で合図し、シンは迷うことなく崖から飛び降りた。

海面が身体を打つが、痛みに悶えている余裕などない。
波をかきわけ、少女へと手を伸ばす。

シン「掴まれ!」

パニック状態にある少女は、シンの声も聞こえない様子で、めちゃくちゃに手をばたつかせている。

シン「くそっ!」

少女を抱き寄せようとするが、細腕からは想像もできないような強い力でもがくものだから、今度はシンまで水に引きずりこまれそうになる。
遅れて海に飛び込んだルナマリアが少女の背面に回り、身動きできないよう二人で抱きかかえて、なんとか浅瀬まで辿り着いた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
220Res/108.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice