80:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:52:26.33 ID:PoruoH2d0
がちゃん!
81:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:52:55.46 ID:PoruoH2d0
怖い。
サーバルちゃんを怖いと思うのは初めてだった。
姿勢を低くして唸り声をあげる彼女は、今すぐにでも飛びかかってきそうな迫力を持ち備えていた。
82:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:53:25.02 ID:PoruoH2d0
真上から突き刺さる視線に、ぼくはただ耐えることしかできなかった。もうぼくの知っているサーバルちゃんじゃなくなったとさえ思った。
83:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:53:53.59 ID:PoruoH2d0
疲れたサーバルちゃんを、ぼくは再びベッドに寝かせた。もはや何が何なのか、理解の追いついていないサーバルちゃんの顔は、この数日間で数年が経ったかのようにやつれて、見るに堪えない表情を顔に写していた。
博士さんと助手さんは気を利かせて部屋から出て行き、物が散乱した部屋に二人だけが残された。
84:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:54:27.28 ID:PoruoH2d0
「大丈夫だよ、サーバルちゃ……」
85:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:54:55.15 ID:PoruoH2d0
「迷惑だなんて……」
86:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:55:46.19 ID:PoruoH2d0
「……けものはね、いつか必ず死ぬんだって。私はたまたま、それが早かったんだよ。もっとも、私は頭がおかしくなるだけかもしれないけど、それも死ぬのと同じようなものだよね」
87:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:56:13.61 ID:PoruoH2d0
「…………」そわそわ
88:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:56:42.55 ID:PoruoH2d0
「…………何をしているのですか?」
89:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:57:09.06 ID:PoruoH2d0
今まで二人の会話を黙って聞いていた助手さんは、突然ぼくの前へ歩み寄った。
90:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:57:39.44 ID:PoruoH2d0
「やめなさい!!」
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