89:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:57:09.06 ID:PoruoH2d0
今まで二人の会話を黙って聞いていた助手さんは、突然ぼくの前へ歩み寄った。
「なんですか……?」
「…………」
ぱんっ
「いっ……!」
「助手!?」
「この…………ばか!!」
何を思ったのか、助手さんは急にぼくの顔に平手打ちをし、体をぽかぽかと殴り始めた。
助手さんがこんなにも感情的になっているのは、ぼくが知る限りだと初めてだった。
「このばかっ! ばかかばん! ばかばんなのです!!」ぽかぽか
「うわわっ! どうしたんですか助手さん!?」
「サーバルが…………あのサーバルが本気でそう考えていると思うのですか!? かばんがいなくなっても悲しくならないなんて思うのですか!?」
「思ってませんよ! けど……!」
「だったら!! それが分かっているのならなぜ諦めるのです!? おまえが助けなかったら、誰がサーバルを助けるのですか!!」
「……!!」
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