88:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:56:42.55 ID:PoruoH2d0
「…………何をしているのですか?」
「助手。ちょうどかばんが出てきたところなのです」
「立てますか、かばん。手を貸すのです」
「……ありがとう……ございます」
博士さんと助手さんに支えられて、ぼくはようやく立つことができた。
「それで、サーバルはどうだったのですか?」
「サーバルちゃんは…………」
「……私のことは置いていって欲しいと言われました」
「は……つまり見殺しにするのですか!?」
「もちろんぼくは嫌だって言いました。けど、サーバルちゃんはぼくを傷つけたくないって言ってて……」
「でも、でも…………! もっと本を調べれば、対処法もきっと見つかるはずなのです……!」
「…………本当に、そうでしょうか」
「何を弱気になっているのですか、かばん!」
「だって……」
「……助手?」
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