74: ◆L3c45GW7tE[saga]
2018/01/05(金) 23:34:01.14 ID:6rZ5mY140
「膝大丈夫?」と聞かれて「ああ、誤魔化しなく大丈夫だよありがとう」と言うと顔を反らして照れた六花がかわいかった。宝物だ。俺は六花の後ろを向き夜空を見上げて口を開け、ケガした膝を風に当て、冷たい夜空に枯れた声を癒し涙を乾かした。疲れたんだろうな体も心も。こんなこと今までなかった。
六花はまた眼帯をつけた。いつもの風景が帰ってきた。
今日はいっぱいあったな新しい発見。色々な六花。もう語り切れない。
夜空はなんて綺麗で、大きいのだろう。俺の体の数兆倍はある。
でもその深淵の夜空が、見守られている気分で今とっても気持ちいい。
75: ◆L3c45GW7tE[saga]
2018/01/05(金) 23:34:49.30 ID:6rZ5mY140
深く抱きついて。体の温かさを分かち合った後に、また黄緑の光柱を一緒に眺める。
六花「不可視境界線……」
勇太「うん……綺麗だ……」
六花「ねえ。不可視境界線に行ったら、確か何でも願う。そうだよね……?」
76: ◆L3c45GW7tE[saga]
2018/01/05(金) 23:35:18.02 ID:6rZ5mY140
さて、全てが終わったか。
六花はまた眼帯をつけた。いつもの六花だ。まぎれもなくいつもの六花だ。
長かったな今日の一日。
そういえば今何時だろう。9時を超えているのは体で感じている。
勇太「六花。悪い、携帯持ってないんだ。今何時?」
77: ◆L3c45GW7tE[saga]
2018/01/05(金) 23:35:58.79 ID:6rZ5mY140
でも疲れたな……。肩が脱力する。足がいたい。膝のけが治ってきたな。六花もしおれてきて座って佇んでいる。落ち込んでいるって言った方が正しいな。タンク切れ。
俺は深淵へと向くと、六花は立って俺の方に手をかざした。
六花「魔力を補給」
勇太「ははっ。何だ元気か」
じゃあ俺も魔力を補給。
78: ◆L3c45GW7tE[saga]
2018/01/05(金) 23:36:47.03 ID:6rZ5mY140
六花「ゆうた!ゆうたぁ!」
勇太「あっ」
その声で目覚めた。俺は六花との崖の場所にいる。袖をゆすられても気づかなかった。俺は茫然として立っていたらしい。
六花「どうしたの?」
そう聞いてくるので言おうとしたが、でも分からないだろうと思って首を横に振った。
79: ◆L3c45GW7tE[saga]
2018/01/05(金) 23:37:23.46 ID:6rZ5mY140
第7話 エンディング
現在の俺と六花は登校中だ。珍しいことに雪が降っている。ぽつぽつと道路に溶けていく。
今日の六花はマフラーを揺らして温かい格好をして、とってもキュートだ。
六花は手を開いて雪のしみる冷たさを感じて楽しんでいる。
何も変わらない世界。何の変哲もない面白くもないいつもの光景が今日だけは特別で嬉しく思う。
80: ◆L3c45GW7tE[saga]
2018/01/05(金) 23:38:07.44 ID:6rZ5mY140
まあ、ヒートダウンしよう。なんだっけ。ひょっとしたら俺達は神様だけど、それを観測する世界がちょっとだけ、ずれているだけだったりするかもしれない。神の座に座り闇の炎を実際に放ち世界を変える俺。ドキドキする子供心がクラスメイトの一人としての大人の常識に揺れる。そう思うと笑ってしまった。
すると、横から足に激痛が走る。無論六花が横から相当強く蹴ったらしい。こいつ!!
六花「すまない。不可視境界線の管理局に体を操られていた」
嘘だろ!と叱ったところ、六花は頬を赤く膨らませて、ぷくうっと子供かっ!って言いたくなる怒りの態勢で反感を売った。そしてなんと俺の近くまでやって来て手提げの俺のバッグを無理矢理奪って、自分の胸に奪い返されないよう強く抱きしめた後また頬を膨らませてきた!!!!ムッカついた!!!!
勇太「なんだよさっきからもう知らん!!」
81: ◆L3c45GW7tE[saga]
2018/01/05(金) 23:38:48.93 ID:6rZ5mY140
俺は目の前で無言になったが、いい案が浮かばなかった。
でも六花同様に、大切な友達だから傷を入れたくなかった。
だから口ではない方法なら守れると思った。
丹生谷には昨日の夜に沢山ヒントもらったからな。
これからもずっと友達であってほしいと思う。
82: ◆L3c45GW7tE[saga]
2018/01/05(金) 23:39:20.03 ID:6rZ5mY140
丹生谷「何もしないわようっさいわね〜!恋人ってこうするのよ〜って小鳥遊さんを体で包囲して!」
勇太「お前まさか!」
丹生谷「ラブコメの本引っ張って、小鳥遊さんが一人じゃ見れない……っていうから抱いてね、そこでキスシーン見たいって小鳥遊さん言ってきて、しょうがないかって思って見せたの。顔真っ赤にしてた」
風鈴「ああ〜見てみたかったな〜!純愛!」
勇太「何やってんだよ!キスならまあいい。ほんとにそれだけか!!!違うだろ!!!!!!!」
83:名無しNIPPER[sage]
2018/01/05(金) 23:39:45.87 ID:kZMzOeI8o
行間あけた方がいいぞ
84: ◆L3c45GW7tE[saga]
2018/01/05(金) 23:40:19.98 ID:6rZ5mY140
勇太「まぁ恩もあるし。で、世界改変して中二病戻ったから二人で泣いて抱き合った後、指輪渡した」
丹生谷「えっ!?」
風鈴「えっ!?」
勇太「恥ずかしいな。で、一緒にいようとか、お前の責任は俺が負うから安心しろのセリフ言って」
丹生谷「あらやだぁ……」
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