六花「勇太をなんとしてでも独占したい!」
1- 20
79: ◆L3c45GW7tE[saga]
2018/01/05(金) 23:37:23.46 ID:6rZ5mY140
第7話 エンディング
現在の俺と六花は登校中だ。珍しいことに雪が降っている。ぽつぽつと道路に溶けていく。
今日の六花はマフラーを揺らして温かい格好をして、とってもキュートだ。
六花は手を開いて雪のしみる冷たさを感じて楽しんでいる。
何も変わらない世界。何の変哲もない面白くもないいつもの光景が今日だけは特別で嬉しく思う。
俺が六花を見るたびに六花はお腹を手でさすっていて、今日に雪が降るぐらい、昨日のしかも山奥でいたんだから体調崩すの当たり前だよなごめんと憐みの目を送った。
俺は唇に人差し指を当てる。この当たった温かい感触、本当にキスしたんだ。しかも2回も。嬉しいけど若干実感がわかない。でも昨日を思うと唇がかゆくなるのでおそらくそういうことだろうか。
朝の通学路。俺が朝早くから学校の人に用事があると言って一人で行くというと、六花も一緒に行くと言って今ここを歩いている。
ランラン♪気分で元気に登校中といえばそうじゃなく、やはり昨日に遭った不安と興奮で夜も一睡も眠れず、結局3時間ほどしか眠れなかった。はぁ、十花さんになんて説明しようか。それだけで気が重くなる。目の下のだらんと重い黒い物がそれを指し示している。
それにしても未だに昨日のことが信じられない。宇宙一のデートにするぞ!と意気込んだら公園に連行されたあげく六花が中二病を卒業して俺は悲しみのあまり精神が崩壊して、そうと思ったら元に戻って新しい六花が誕生し、俺と六花はなぜかこの世の神になって、婚約プロポーズと初めてのキス、その後アポカリプスティックサウンドという謎の音に遭遇し地震に見舞われる。実に散々であり得ないこと満載な一日だっだ。体験したいと言えばもうごめんだね。
登校中朝練なのか部活バッグを抱えた朝早くから出かける俺の学校らしき生徒が「昨日凄かったよねー」と会話をしている。ああ、昨日の滋賀大地震すごかった。朝のTVで気になってつけたら話題になっていた。だが例の光柱の件で見たものはツイッターを見ても誰もいないらしい。そんな一日に耐えた自分に拍手のエールを送りたい。勿論過去の自分に。十花さんの手短な話によると俺の捜索の件、一家だけでなく七宮や凸守皆巻き込んでしまったらしい。そのことに関してはすまんと思っている。六花の着信履歴にも俺の母以外にもあったそうだ。でもみんなに一人一人謝罪してこれこれ〜!と言って果たして信じてもらえるだろうか。というより前にめんどくさいという言葉が立つ。まあお礼として最後の帰宅までが遠足だから頑張るか。重い腰を上げようか。でも今日は寝かせてほしい。ちょうど一時間目が眠れる授業だから寝よう。
六花「昨日すごかった!早くソフィアに報告したい!でも今できない……。はっ!不可視境界線の管理局の妨害工作に遭っている!!」
勇太「あるか!」パシッ
六花「あぅ……ゆうた!痛い!」
ははっ。いつもの調子が戻って何よりだ。新しい六花も昔の六花と何一つ変わらない。ひょっとしたら遠慮する六花が再現しているのかもしれないけど六花の顔を見るとそんなことはないだろう。これでよかった。俺は中二病と、六花といて幸せなんだなって改めて感じて幸せだった。中二病が好きなんだ。素直になれて、その機会が得られて俺はうれしい。
六花は吐息を空に向かって吐く。すると白い息が出た。
六花「見て見てドラゴン」
そう言って六花はにこやかになる。その顔が大好きだ。
雪が降っている。珍しいことに11月なのに、それも昨日山奥にいたのに、今信じられないが降っているのだ。誰か変人が現れて私は真人間になります!と宣言したのだろうかこの天変地異は。ああバカらしいまた俺の中二病の妄想に磨きがかかっている。恥ずかしいなもう。雪が降っている。でも昨日のことを学んだから、ひょっとしたらあと1か月後に俺のベットの下にサンタさんがやってきてこっそりクリスマスプレゼントを置いてくれるかもしれないな。でもやっぱりもらうのは、は。
六花「ゆうた」
ん?と話しかけられたので振り向き、どうした?って言うと特にないと言われた。
何の話してたっけ?そうだ、ノルウェーだがスウェーデンだかしらないが、そこに住むサンタさんがいるかもしれないって俺は思うんだ。トナカイをかまくらに隠して実は人間に見つからないようにNASAの衛生をくぐり抜ける特殊訓練部隊SANTAの訓練を行っているかもしれない。我ながらバカだなあと思うけど。だけど俺は神になったんだからそれぐらいの見せてほしい要望は望めばでるのかな?迷惑だろうか。実は人間に売り出された過去があっての危機感だったり。いやいやそもそも出やしないよ。そんなのあるわけない。苦労して稼いだ親が買ってきてくれるからクリスマスプレゼントはあるんだよな。俺が神になったのは実際なのか嘘なのか、覚醒しない限り分からないしもう覚醒するのはいやだ。実際に宇宙の創造とか見たけどまるで昨日のことが白昼夢すぎて分からない。目の前の車を浮け!と念じても浮くわけでもない。やっぱり昨日のことも、もしかしたら俺の記憶の中の出来事だったりするかもな。
六花「ゆうた。」
今度は袖を引っ張りながらなので、なに、と振り向くと無言で無視された。なんだよ。
でもなサンタさん、いてもいいなって思う。サンタは実は世界改変をする前から透明になる技を習得していて見えないだけかもしれない。だから世界改変しても俺の神になった目で見ても、何も変わらないけどな、観測不可能なんじゃないかって思うんだ。そう思うと胃のイライラが穏やかに収まるんだ。
六花「ゆうた!!!」
かなり怒鳴り散らす声で言われたので俺もとうとう不機嫌になり「なんだよさっきから!!」と怒鳴り返すとまたまた無視された!こいつは遊び呆けては俺に不快なトラブルばかり持ち込むことしか考えないんだからな!!


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
95Res/303.64 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice