六花「勇太をなんとしてでも独占したい!」
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78: ◆L3c45GW7tE[saga]
2018/01/05(金) 23:36:47.03 ID:6rZ5mY140
六花「ゆうた!ゆうたぁ!」
勇太「あっ」
その声で目覚めた。俺は六花との崖の場所にいる。袖をゆすられても気づかなかった。俺は茫然として立っていたらしい。
六花「どうしたの?」
そう聞いてくるので言おうとしたが、でも分からないだろうと思って首を横に振った。
今のは何だったんだ……?おとぎ話のような世界に本当に行った気がする……。体がそう覚えてる……!何を頼まれたのか、いや何があったのかすらどんどん消えて、分からないや。何があったか分からない。きっと疲れて幻覚を見ていたんだろう。だったらおとぎ話だってそりゃ感じるな。ああ、いけない。運転大丈夫か?こけたら洒落にならない。よし、頬をはたいて。
行こう!
六花にそう言って、すでに自身の腹をロープで巻いたケースを持つ六花にそう言うと、俺達は深淵の場所を後にした。楽しかった。もう一度体験するって言ったら嫌だけど、でもラブラブした雰囲気はまた楽しみたいと思った。
あの真っ白い空間。分からない。
でもな、なんだかとっても温かい気持ちだったってことは覚えている……。

自転車を運転して帰ると、風が気持ちよくて、車も人も誰もいない。
一瞬で建物が別の建物になる。それがカラフルで格別楽しい。
まるで暗炎龍に乗って冒険しているみたいだ!
俺達の自転車は暗炎龍だ!
この支配された道を渡りゼイゼイ言った後、
そして家に、着いた!!!!!!!!やった!
喜びもつかの間急に胃が痛くなり、家に電気がついてないのを確認すると、午前3時の六花の携帯にため息を吐きつつ、そっと自転車を置いて、俺が謝罪するからと言って、ドアを前に六花を見返してうんと頷かれ、キイと玄関を開ける。
夜中、真っ暗で誰もいない、六花に目でメッセージを送った後、忍び足で入る。

すると勝手に電気がついた!!!

十花「どこ行ってた!」
玄関の床の上に、十花さんが威厳を放って立ちはだかっていた!!!!!
やばい!!やばい!!ガチやばい!!!!殺される!!
十花「今何時だと思ってるんだ!!!」
聞いてない!聞いてない!第一に十花さんはイタリアに行ったはずじゃないのか!!
十花「ああ、その顔は。イタリアから日本に用事があるついでに飛行機でここまで来た」
十花「心配したんだぞみんな!」
頭が凍ってさっき何するか忘れた。俺が行動するんだったよな。
十花「皆にも連絡して!警察呼ぶところだったんだぞ!」
そうだったのか!このこと知ってるのか!
それじゃ結構やばい事態になっているんじゃないか!
騒動に目が覚めて、目をこしこし拭いて母たちもパジャマ姿で集まってきた。
勇太の母「やっと。もぅ、今日は夜勤ないのに……」
樟葉「なにっ……」
夢葉「う〜ん」
十花さんに話すと真剣な話なので分かってくれると思うが、みんながぞろぞろ来た。た!でも迷惑かけたってことはわかる。素直に謝罪しよう!六花を守るんだ!絶対に!俺が悪いんだと説教喰らうのは俺だけでいい!!六花に指一本触れさせない!それが一番手っ取り早い!!そう決めたんだろ!

言おう!!!

十花「何があった!!!」
……!うん!

勇太「ご」
六花「ごめんなさい!」

世界が凍った。
仰天だった。意外だった。意外過ぎて頭が固まった。
六花が俺の前に立って頭を下げている。
あの六花が……!
その光景に俺は背中が後ろに反る。

あの六花が、
あの十花さんに、
初めて頭を下げている!!!

えっ……と思ったのは俺もだが、十花さんも後ろに引いて驚いていた。
六花のその水平に下げた角度が本気だった。
今まで十花さんから叱責を受けることから逃げていたのに、今日の六花は変わった。
いや、今日で変わったんだ。
将来に立ち向かうその姿勢、小さいけど意思が誰よりも強い。
俺を守りたいって気持ちが強く伝わる。
中二病も守りながら俺も自分も守りたい。
少しづつだけど、大人になっていく。
六花は、成長したんだ……。
十花さんは言う言葉を失ったのか、
十花「き、今日はもう遅いから。明日聞く。さっさと寝ろ」
とたじたじで言って、俺の母も樟葉も夢葉も、驚いていた。その顔が忘れられない。
そのあと部屋に戻りパジャマ姿に着替えた後、
十花「でもその前に」
十花さん特製の鉄の“お玉”を見せて、俺と六花は抱き合って小刻みに震える体を共鳴し合う。
愛情を込めたお玉で、程よいリズムに乗って、お凸に殴られ、今日は許してもらった。
ポクッ、ポクッ、ポクッ、ポクッ、チーン、
六花「あぅ……」
勇太「あぅ……!」
十花「お前はしっかりしろ!」
ガツン!
勇太「あう!!!!!痛っ!何で俺だけ!」


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