302: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/08/29(水) 12:26:48.01 ID:zfoRS8RN0
【水着】
そも、アイドル事務所であるからして、華やかな容姿の若き乙女が仕事場を我が物顔で闊歩するのは何も間違っちゃないと思う。
さらには仕事で使う衣装、フリルやリボンやヒラヒラヒラとした装飾も賑やかな格好でそこら中歩き回るのもだ。
303: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/08/29(水) 12:27:35.10 ID:zfoRS8RN0
「私が違うって、何が?」
一ミリも理解してないといった返事。もう一度言おう、水着だった。
これでトレーナーだとかシャツだとか、上に一枚羽織っていたならわざわざ触れたりしないのだが。
304: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/08/29(水) 12:28:54.19 ID:zfoRS8RN0
「いくら765(ウチ)がアットホームを売りにしてたとして、本当に君の家ってワケじゃないのだから。そーゆーふしだらな格好でうろつきまわるのはよしなさいな」
「でも今日暑いし、これもお仕事で使う衣装だから別にいいかなーって」
305: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/08/29(水) 12:30:00.87 ID:zfoRS8RN0
なぜなら翌日出社した俺が目にすることになった光景。
楽屋をきゃいきゃい埋め尽くす水着少女達の姿に言葉を失うだろうから。
「プロデューサー! マッサージするなら皆にだよ?」
306: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/08/29(水) 12:30:27.11 ID:zfoRS8RN0
===
一コマおしまい。
307: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/17(水) 23:04:38.26 ID:1q/u2qOm0
【ほんのちょっとしたラビットパニック!】
前略。どれほど経験豊富だって名前が売れていたとしても、
やっぱりアイドルプロデュースには博打みたいな側面がある。
308: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/17(水) 23:06:19.51 ID:1q/u2qOm0
言い訳もごもご。俺は自分の顔が赤くなってないかを心配した。
なぜなら今度の仕事に合わせた衣装の具合を見て欲しいと、
更衣室から出て来た麗花は今、絵に描いたような"バニーガール"の格好をしてたからだ。
309: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/17(水) 23:07:59.84 ID:1q/u2qOm0
麗花が説明する通り、彼女の着ているスーツにはいわゆる肩紐がついていない。
ここで読者諸氏にも、バニーガールの衣装を想像してもらえばすぐ分かると思うことだけれど、
あれらは普通、肩回りと背中をざっくり露出させるのが一般的だ。
310: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/17(水) 23:09:16.22 ID:1q/u2qOm0
そうしていると、突然、麗花が良いことを思いついたとでもいうように軽快に指を打ち鳴らした。
これは単なる余談であるが、彼女は指パッチンが異様に上手い。他にも草笛の達人奏者である。
311: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/17(水) 23:10:14.03 ID:1q/u2qOm0
「プロデューサーさんに麗花ちゃん……? あの、お二人は一体何を?」
「歌織さん! いや、これはですね――」
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