308: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/17(水) 23:06:19.51 ID:1q/u2qOm0
言い訳もごもご。俺は自分の顔が赤くなってないかを心配した。
なぜなら今度の仕事に合わせた衣装の具合を見て欲しいと、
更衣室から出て来た麗花は今、絵に描いたような"バニーガール"の格好をしてたからだ。
グラビア水着なんかと同じように、体の起伏に沿うようにして
身に付けられたボディスーツはソレ一枚で服としての全てを担っている。
でも、水着とスーツには何て言うかこう……明確な色気の違いと言う物があって。
「もう、ちゃんと見てください」
麗花が不満げに俺の頬へと両手をやる。無理やり向きを変えられる首。
そっぽを見ていた視界が回ればすぐさま彼女とご対面だ。
その頭にはウサギ耳カチューシャがついていて、
これが猫の耳を模していればキャットガールなんて呼ばれてたのかしらん?
とかなんとか見当違いの感想で頭を満たす。
……だって、しょうがないじゃないか! そうでもしなきゃ俺は彼女の――。
「私、バニーガールの衣装って初めてなんですけど。知ってました? これ肩紐無しでもいけるんです!」
「へぇ、そう、紐が無いんだ」
「はい! 不思議ですよね。動いたら脱げちゃいそうなのに」
彼女の強すぎる露出に、ついつい鼻の下を伸ばしてしまうかもしれないから。
……って、人から見れば手遅れだろうなぁ。
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