56:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:33:04.70 ID:+EtVRVLso
撫子「櫻子!」ぐっ
向日葵「な、撫子さん……!」
櫻子「け、喧嘩……したの……」
57:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:33:48.23 ID:+EtVRVLso
表示されたLINE通知は、たった今来たものだけではなかった。
何件も羅列されている、あの子からのメッセージ。
58:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:34:16.09 ID:+EtVRVLso
――あの子とは、入学後すぐに仲良くなった。
向日葵と離れてしまった過去を後悔しながらぼーっとしているときに、向こうから話しかけてきてくれたんだっけ。
本当はそこまで外交的でもないくせに、一生懸命フレンドリーにふるまって、私を友達グル―プのひとつに誘ってくれた。
59:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:34:44.41 ID:+EtVRVLso
〜
真夜中。
ベッドの中でねーちゃんたち家族が眠るのを待って、静かになってからこっそりと花子の部屋に行った。
60:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:35:54.25 ID:+EtVRVLso
櫻子「ごめんね……花子……」
花子「……なんで、謝ってるの?」
櫻子「私のせいで、こんなことになっちゃって……私がもっと花子に気を回せてあげられてたらよかったのに……っ」
61:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:36:22.71 ID:+EtVRVLso
花子「今日お姉さんに頼まれちゃったんだし。最後に一回だけ、櫻子と会わせてほしいって……花子も一緒にいってあげるから、お姉さんとお話しよう? ひま姉にも秘密にするから」
櫻子「そ、そんなこと……約束してたの……///」
花子「もう二人のことに関係ないなんて言わせないし。花子もお姉さんとお話したんだから……それじゃあ、デートの日の最後にお姉さんと会おうよ」
62:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:37:13.04 ID:+EtVRVLso
花子「ひま姉が……そんなことくらいで、櫻子のことを嫌いになるわけないでしょ?」
櫻子「…………」
63:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:38:07.88 ID:+EtVRVLso
〜
*
向日葵「それじゃ、行ってきますわ」
64:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:38:36.10 ID:+EtVRVLso
向日葵(どんな人だったのかしら……)
私がいない間、向こうの学校で櫻子と一緒にいた人。
65:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:39:06.92 ID:+EtVRVLso
〜
ちなつ「……元カノ、ってこと?」
105Res/202.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20