櫻子「これからも一緒に」
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57:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:33:48.23 ID:+EtVRVLso
表示されたLINE通知は、たった今来たものだけではなかった。


何件も羅列されている、あの子からのメッセージ。

「花子」というワードが……ところどころに書いてある。


それは、私が富山にいない間に起こった出来事が……なんとなく読み取れるものだった。


向日葵「だ、誰から?」

櫻子「…………」はぁ


撫子「櫻子……?」

櫻子「ごめん……向日葵、ごめんねぇ……///」ぽろぽろ

向日葵「え……!?」どきっ


……終わった。

全部、終わっちゃった。

あの子に、向日葵のことがばれちゃった。

花子が、言っちゃったみたい。


告白までしてもらえたのに、受け入れてあげられなかった理由がばれちゃった。

転校することになった理由もばれちゃった。

最初からそんな半端な気持ちで友達になったこと……全部全部、ばれちゃった。


櫻子「もうやだ……こんなことになるんだったら、最初から隠さなきゃよかったのになぁ……///」

向日葵「さ、櫻子……」

撫子「…………」


自分が正しくないことをしているって、なんとなくわかってた。

だって正しくて真っ当なことができてたら、胸が苦しくなるはずがないんだから。ごめん、ごめんって、謝ることもないはずなんだから。

それでも、自分は間違ってないんだって思っちゃって、素直になれなかった。

嘘ついて、かっこつけて、結果的にみんなを悲しませた。


向日葵と付き合う資格のある人になれないのは、私が隠し事をしてたからなんだよね。

花子が怒ってたのは……私のそういうところだったんだよね。


向日葵のハンカチを受け取って、涙を拭きながら打ち明けた。


櫻子「今……前の学校の友達から、連絡が来たの……今日花子と会ったんだって……」

向日葵「ま、前の学校の子……? お友達?」


櫻子「半年前……駅前の」

向日葵「!」はっ


それだけ聞くと、向日葵の目の色がかわった。

きっと向日葵もあの子のことを忘れていなくて、まだ何か思うところがあったんだ。


私はこれまでにあった全てのことを、あらいざらい向日葵とねーちゃんに話した。

揺れる新幹線の中、向日葵とねーちゃんに、懺悔するかのように告白した。

向日葵にも、あの子にも、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。



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