47:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:26:40.63 ID:+EtVRVLso
〜
家に戻ると、相変わらず怖いほどの無音に包まれていた。
48:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:28:05.50 ID:+EtVRVLso
部屋の端っこから、リビング全体を見渡す。なんだかいつもより、とっても広く見えてしまう。
再来年、櫻子が都会の大学に行くことになったら。
49:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:28:51.53 ID:+EtVRVLso
せっかく勉強ができるようになった櫻子に、これから先の難しい中学の範囲を教えて欲しかったのに、花子の勉強を見てくれる櫻子はもういない。
そろそろ疲れたでしょって、缶に入ったクッキーと紅茶を差し入れてあげることもない。新調したティーセットを使ってくれる櫻子はもういない。
50:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:29:18.78 ID:+EtVRVLso
頭がガンガンと痛む。
全身に力が入らなくなり、ひざから崩れ落ちる。
ものすごいめまいがして、乗り物に酔ったみたいに気持ち悪くなる。
51:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:29:53.97 ID:+EtVRVLso
花子(なに……これ……)ぱさっ
婚姻届の記入枠なんてほとんど無視した、普通の落書き用紙と何ら変わりない一枚の紙切れ。
52:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:30:26.44 ID:+EtVRVLso
いいなあ。
ひま姉は、いいなあ。
53:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:31:09.13 ID:+EtVRVLso
〜
*
向日葵「大学って本当に、中学や高校とは全然違うんですのね」
54:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:31:36.88 ID:+EtVRVLso
花子からの突然の電話。
べつに大したことのない、向日葵の言うようにお土産の催促をしてくる電話だとでも思ってた。
けれどそこで思い出す。私は昨晩花子と喧嘩してから、まだ仲直りできてないこと。
55:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:32:25.17 ID:+EtVRVLso
〜
熱中症。
花子が倒れた理由は、簡単に言えばそういうことらしかった。
56:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:33:04.70 ID:+EtVRVLso
撫子「櫻子!」ぐっ
向日葵「な、撫子さん……!」
櫻子「け、喧嘩……したの……」
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