櫻子「これからも一緒に」
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55:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:32:25.17 ID:+EtVRVLso


熱中症。

花子が倒れた理由は、簡単に言えばそういうことらしかった。


撫子「たかが熱中症って思うかもしれないけどね……場合によっては後遺症が残ったり、障害が残ったり、最悪の場合死んじゃうことだってあるんだよ……」

櫻子「っ……」

向日葵「…………」


帰りの新幹線の中で、ねーちゃんは目を赤くさせながら、こまめにお母さんたちと連絡を取り合って状況を確認していた。


ねーちゃんの素早い機転によって、一番最初に花子のもとへ向かってあげられたのは向日葵のお母さんと楓だった。すぐに介抱してくれたそうだ。

すぐにうちのお母さんも帰ってきて、救急車までくる大騒ぎに。花子は意識がなくなるほどじゃなかったから、専門の応急処置を受けた後、家で安静に寝かせられることとなったらしい。


向日葵「……櫻子、あなた今朝出てくる前、花子ちゃんが体調悪そうにしてたとかはありませんの?」

櫻子「今朝はすごく早かったから、花子はまだ寝てて……」

撫子「昨日の夜は? その前は?」

櫻子「昨日の……夜……」はっ


向日葵「あ……あなたそういえば、今朝……!」

撫子「なに!?」


うそ。

それのせいなの?

私と喧嘩になっちゃって、そのせいで花子は弱っちゃって、倒れちゃったの?


撫子「櫻子……?」

櫻子「……ごめん……」


撫子「ごめんって……ごめんって何!? なにがあったの!」

櫻子「っ……」

撫子「ちょっと、ちゃんと教えておいてよ……! 私は何もわからないんだからさぁ……!///」ぎゅっ


私とあの子のことで、なぜか怒っていた花子。

腕をひっつかんできて、クッションで顔をひっぱたいてきて、そのまま泣きながら逃げてしまった花子。


「櫻子なんかに、ひま姉と付き合う資格ない」


そういわれた時の、あの真っ赤な泣き顔を最後に……私は、花子を見ていない。

あのとき、もうすでに体調が悪かったんじゃ。

熱いお風呂からあがってすぐ、冷房もつけずに、熱帯夜の中で倒れるように寝ちゃったんじゃ。



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