59:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:34:44.41 ID:+EtVRVLso
〜
真夜中。
ベッドの中でねーちゃんたち家族が眠るのを待って、静かになってからこっそりと花子の部屋に行った。
すっかり闇に慣れた夜目に、花子の安らかな白い顔が映る。
みんなのおかげで、私たちが家に到着するころには、もうだいぶ体調も回復してきたらしい。
櫻子(花子……)
花子「…………」
冷えピタの貼られたおでこに手を当てる。
ごめんね、花子。
こんなになるまで、私のこと心配してくれてたんだね。
今までずっと、ずっと、私のことを気にかけてくれたんだね。
こんなお姉ちゃんで……ごめんね。
花子「……ん……」もぞ
櫻子(あ……)
花子「ぁ……さくらこ……?」
櫻子「花子……!」はっ
花子「帰ってきたんだ……おかえり」
櫻子「た、ただいま……」
花子はそっと目を覚ましてくれた。
ずっと寝ていたからか、声は少々かすれていたが、意外と元気そうで本当に安心した。
花子「……はぁ、すっかり心配かけちゃったし。こんな大騒ぎになるなんて……花子がいちばんびっくりしてるし……」
櫻子「た、体調は大丈夫なの? どこか痛いとかない……?」
花子「へーきへーき。ちょっと食欲がなくて、朝から飲み物くらいしか飲んでなかったから……ふらっときちゃっただけ」
櫻子「っ……」
温かい花子の手を握る。握力を感じさせない小さな手。
花子「花子ね……今日、お姉さんに会ったし」
櫻子「お姉さん……?」
花子「櫻子の前の学校のお友達の。散歩してたら偶然会って……いっぱいお話しちゃったし。櫻子が秘密にしてたひま姉のこととかも全部喋っちゃった……ごめんね」
櫻子「うん……もういいんだよ。隠してる方が悪かったんだから。LINEも来てたよ……花子と会えてよかったって言ってた」
花子「そう……ちゃんと返信してあげた?」
櫻子「うん……」
花子「よかった……お姉さんも、きっと喜ぶし……///」
花子は胸のつかえが取れたように、大きく深呼吸してリラックスした。
ふんわりと目を閉じて微笑みかけ、昨日の大喧嘩のことを許してくれた。
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