60:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:35:54.25 ID:+EtVRVLso
櫻子「ごめんね……花子……」
花子「……なんで、謝ってるの?」
櫻子「私のせいで、こんなことになっちゃって……私がもっと花子に気を回せてあげられてたらよかったのに……っ」
花子「……ふふ、お姉さんが言ってたし。櫻子はいつも謝ってばかりだったって」
櫻子「えっ……」
花子「でもやっぱり、櫻子に謝る姿は似合わないし。過ぎたことなんて気にしないで、前だけ見てる方が櫻子らしいよ」
櫻子「で、でも……」
花子の手が、ゆっくりと私の頬に添えられる。
涙の軌跡をそっと指で拭われた。
花子「それじゃあ……謝ってもらう代わりに、花子のお願い事を聞いてくれる……?」
櫻子「う……うん! 何でも聞くよ……! 言ってみて?」
花子「……櫻子、もうすぐ何の日だか覚えてる?」
櫻子「花子の誕生日、だよね」
花子「よかった。覚えててくれて」
櫻子「忘れないよ……」
花子「その日……花子と一緒に、どこか遊びにいこう?」
櫻子「遊びに……?」
花子「お誕生日デートだし。そのくらい……してくれてもいいでしょ?」
櫻子「うん……わかった」
花子「その日は……そうだ、櫻子の服を貸して? 前から欲しいって言ってたやつ」
櫻子「え……ああ、あれか」
花子「花子、あれ着ていきたい。じつは今日櫻子がいないときにこっそり着てたんだけど……花子もちょうどよく着られたから。いいでしょ?」
櫻子「……ふふ、いいよ。貸すんじゃなくてそれも花子にあげる」
花子「ありがと……それから、もうひとつ」
花子は私の手をゆっくりと取り……小指に小指を絡めて、囁いた。
花子「一緒に……お姉さんと会おう?」
櫻子「……!」はっ
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