櫻子「これからも一緒に」
1- 20
28:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:13:29.63 ID:+EtVRVLso
撫子おねえちゃんとの通話が終わった櫻子の携帯を、机の上に置こうとした。


てこてこっ♪

以下略 AAS



29:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:14:07.37 ID:+EtVRVLso
胸がじんじんと痛む。不自然にゆがんだ何かを感じる。櫻子を取り巻く何らかの問題。すさんだ人間関係の片鱗。

これ以上見てはいけない。これは櫻子の問題だ。けれど花子の頭はどうしても櫻子とこの人の関係を変に邪推してしまって、とても見なかったことにはできない。

そして、また無情にも通知音が響いてしまう。
以下略 AAS



30:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:14:41.43 ID:+EtVRVLso


花子「どういうこと!? 何があったの!?」

櫻子「だから花子には関係ないって言ってんじゃん! 関わらないでよ!」
以下略 AAS



31:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:15:43.10 ID:+EtVRVLso
……花子はまだまだ、恋愛のこととかはよくわからない。そういうのはきっと経験のある櫻子の方がよくわかってる。

でも今の櫻子が、誰に見られても恥ずかしくない恋愛をしているとはどうしても思えなかった。後ろめたい何かを感じる。

この人は櫻子のことが大好きで、告白までした。櫻子もそれをわかってる。
以下略 AAS



32:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:16:09.70 ID:+EtVRVLso
花子「櫻子はひま姉のところに戻れるかわからなかったから、きっぱり振れなかったんでしょ!? ってことは櫻子、もしも転校できてなかったらこの人と付き合おうって思ってたんでしょ!?」

櫻子「はぁ!? 思ってないよ!」

花子「ならちゃんと断ればよかったはずだし! 結果的にひま姉のところに戻れたから、今になって冷たい対応をとって、それで諦めてもらおうとするなんて……!///」
以下略 AAS



33:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:16:44.66 ID:+EtVRVLso


ちゅんちゅん……


以下略 AAS



34:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:17:13.78 ID:+EtVRVLso
誰もいないテーブルを眺める。去年はここに、せっせと勉強する櫻子の姿があった。

ここで一緒に宿題をした。一緒にごはんを食べた。櫻子はもくもくと頑張っていたけど、話しかければいつだって答えてくれた。

花子の友達の話も聞いてくれた。櫻子の学校の話もしてくれた。ひま姉との昔話に花を咲かせた。撫子お姉ちゃんに一緒に電話をかけたりもした。
以下略 AAS



35:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:17:46.15 ID:+EtVRVLso
花子「…………」


時計を見ると、もう起きた時からだいぶ経っていた。ぼーっとしているだけで時間はどんどん過ぎていく。

以下略 AAS



36:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:18:46.52 ID:+EtVRVLso




櫻子とどこか遠くに出かけるのはどれくらいぶりだろう。
以下略 AAS



37:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:19:16.88 ID:+EtVRVLso
向日葵「何でも相談しなさいな。大学でもそんな感じで説明聞いてたら、せっかくこうして来てるのにほとんど頭に入らないですわよ?」

櫻子「…………」

向日葵「……どうしたの? 大学のことで不安があるとか?」
以下略 AAS



38:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:19:44.52 ID:+EtVRVLso
櫻子「花子、ってさ……」

向日葵「?」

櫻子「ほんと……いい子だよね」
以下略 AAS



105Res/202.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice