1:名無しNIPPER[saga]
2017/08/26(土) 18:18:24.12 ID:fuPv5M+10
※注意※
このSSは艦隊これくしょん二次創作です。
キャラ崩壊や拙い表現力等があります。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:名無しNIPPER[saga]
2017/08/26(土) 18:59:54.28 ID:fuPv5M+10
雪が降る北方で、ひっそりと佇む建物。本国から遠く離れたそれはほとんどの者が知らず、知っていても誰も近づかない。骨まで凍りそうな極寒のこんな辺境の地に飛ばされた青年が一人、送る用の船は、青年を下ろすとすぐに離れていった。
「うぅ…クソ寒い…」
とにかくこの風邪と雪から解放されるために建物に向かう。灯りは一切ついておらず、人の気配は全くしない。一応、扉をノックし誰かいるかを確かめる。すると、中から足音がこちらに近づいてきて扉を開けた。
3:名無しNIPPER[saga]
2017/08/26(土) 19:32:32.60 ID:fuPv5M+10
2度階段を登り、廊下を歩く。途中、窓から外をみたが、吹雪で外が全く見えない。まるで、檻に閉じ込められているみたいだ。
「ここだよ、どうぞ」
キィと油の切れた音を立て、ゆっくりと扉が開けられた。意外と中は綺麗に掃除されていて整っている。
4:名無しNIPPER[saga]
2017/08/26(土) 19:33:00.68 ID:fuPv5M+10
スマホの充電がないので一旦ここまで
5:名無しNIPPER[saga]
2017/08/27(日) 01:16:50.16 ID:S5rcsZpr0
それではまた始めます
6:名無しNIPPER[saga]
2017/08/27(日) 02:04:47.30 ID:S5rcsZpr0
「ココアを飲むかい?少しは体が暖まるはずだ」
「ああ、頼む」
Верныйが部屋を出てココアを作りに行ってくれた。それにしても幌筵がここまで酷く寒いとは思わなかった。確かにユーラシア大陸からくる風は強く冷たいが、それに加えて吹雪まで起きるともう凍え死んでしまう。何故こんなところに泊地を作ったのか分からないが、恐らく戦術的なものがあるんだろう。そんな考え事をしていたら、Верныйドアを開けてココアを持ってきてくれた。
7:名無しNIPPER[sage]
2017/08/27(日) 02:32:49.59 ID:6TSrzJN/0
期待
8:名無しNIPPER[saga]
2017/08/27(日) 09:00:30.34 ID:S5rcsZpr0
Верныйは、微笑んでクスクスと笑っている。私もそれにつられて笑ってしまった。一応一通りの話を終え、持ってきたカバンを開ける。中には万年筆や私服一式、軍人手帳、日記帳とメモ用紙が入っている。ちゃんと忘れ物はしてないようだ。
「何を持ってきたんだい?」
Верныйが隣から顔を出してカバンの中を覗き込んでくる。大して面白いものは入ってはいないが、どうやら好奇心旺盛の様だ。しゃべり方や振る舞い方はまるで大人のようだが、まだ心は子供のままらしい。
9:名無しNIPPER[saga]
2017/08/27(日) 09:01:07.11 ID:S5rcsZpr0
ここまで、寝落ちして申し訳ない
10:名無しNIPPER[sage]
2017/08/27(日) 19:18:54.69 ID:niVVQZVT0
期待
11:名無しNIPPER[saga]
2017/08/28(月) 00:37:02.72 ID:IYrDO8pO0
再開、明日から学校が再開するので更新が遅れるかもです
12:名無しNIPPER[saga]
2017/08/28(月) 01:16:21.42 ID:IYrDO8pO0
写真を写真立てに入れて机にかざり、椅子に座ったときに見やすいよう調整する。これである程度自分の荷物はほぼ出しただろう。私服は使うまでこのカバンに入れ続けておこう。
「さて、荷物はもう触らなくて良いだろう。Верный、仕事をしよう」
これからはこの幌筵で頑張っていくぞと気合いを入れ直し、椅子に座って仕事を始めようとしたときВерныйはキョトンとした顔でこちらを見ていた。
13:名無しNIPPER[saga]
2017/08/28(月) 01:29:53.07 ID:IYrDO8pO0
相変わらずВерныйは平気な顔をして廊下を歩いているが、どれだけ寒さに強いのだろうか。流石は元ソ連艦と言ったところか、それとも幌筵に過ごしていて慣れたのか。もし後者ならば私も見習わなければならない。
「寒さでここにいるのが嫌になったかい?」
「そうじゃない、寒さに強いВерныйが純粋に羨ましいんだ」
14:名無しNIPPER[saga]
2017/08/28(月) 01:30:24.59 ID:IYrDO8pO0
ここまで
15:名無しNIPPER[saga]
2017/08/30(水) 00:20:19.63 ID:3WCjd/8f0
再開します
16:名無しNIPPER[saga]
2017/08/30(水) 01:06:39.30 ID:3WCjd/8f0
「その…なんだ?これから俺たちはここで2人暮らしなんだ。これからは協力して生活していこう」
「…そうだね。これからは2人で生きていこうか」
Верныйはこちらを見ることは無く、ただただ倉庫に向かって歩いているだけだ。
17:名無しNIPPER[saga]
2017/08/30(水) 07:22:46.13 ID:3WCjd/8f0
「いててて…」
打った尻はヒリヒリと痛む。恐らく赤くなっているだろうが、今はとにかく倉庫に残っている資材を数え始める。
「燃料は多く余ってるみたいだ、だが弾薬、鋼材がが壊滅的だね」
18:名無しNIPPER[saga]
2017/08/30(水) 07:24:15.52 ID:3WCjd/8f0
すみませんね落ちしました。
ここまでです
19:名無しNIPPER[saga]
2017/09/03(日) 22:21:00.91 ID:m7DDZgrW0
再開します
20:名無しNIPPER[saga]
2017/09/03(日) 23:09:07.12 ID:m7DDZgrW0
残っている資材を確認し終えると、執務室に戻るために外に出る。相変わらずの視界の悪さに凍りそうになるほどの寒さ、慣れるまで長い時間がかかりそうだ。
「そういえば、司令官はどこから左遷されたんだい?」
「だから左遷て…私は舞鶴で大将の補佐をしていたんだ。好感度を上げるために、結構努力したはずなんだがなぁ〜」
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