【艦これ】「泊地を継ぐもの」
1- 20
155:名無しNIPPER
2017/08/09(水) 20:10:00.40 ID:hojLDG6p0
「……あたしは嫌じゃないよ。ちゃんと司令は私を成長させてくれるし」

「セクハラも成長の源なの?」

「セクハラじゃない! あたしが成長するために必要な『教育』だよっ!」
以下略 AAS



156:名無しNIPPER
2017/08/09(水) 20:12:49.66 ID:hojLDG6p0
 急に話題が変わり、北上がため息を吐く。

「そんなの私には分からないよ。それと許されちゃうのがなんか関係あるの?」

 谷風は妹を睨む様に見つめながら、口を小さく開いた。
以下略 AAS



157:名無しNIPPER
2017/08/09(水) 20:14:28.95 ID:hojLDG6p0
「で、でも谷風ちゃんは嫌なんだよね……やめるって方法もあるのに、どうしてやめないのって……あっ、やめてっ!」

 妹のその言葉に谷風はぷつりと切れた。気付いたときには、妹の胸ぐらを掴んで持ち上げていた。

「おい、落ち着け、やめろ谷風!」
以下略 AAS



158:名無しNIPPER
2017/08/09(水) 20:17:00.84 ID:hojLDG6p0
「まぁ、世間一般に見たらブラックなんだろうけど、あたしゃ、司令官さまに救われたんだよ。
 少女院入って少しした時、ウチの司令官さまが来て、適合者かどうかの簡易検査をしたんだよ。
 そしたらさ、施設のなかであたしだけ陽炎型駆逐艦の適合者って反応したんよ。
 その時の司令官さまの言葉が今にも忘れられないね。『社会のド底辺から這い上がってみないか?』って。
 痺れたよ。で、試験受けたら駆逐艦谷風だったわけさ。なるほど船になる夢を見てきたわけだよ。
以下略 AAS



159:名無しNIPPER
2017/08/09(水) 20:35:46.13 ID:hojLDG6p0
……妹は嫌がると思ったが、気がすまないらしく、大人しく船上で土下座をはじめた。

「ほらほら、もっとお尻上げて」

 私と五月雨の前で妹が土下座してお尻を谷風に出している。流石に生尻ではないが、なんか見ているこっちが恥かしくなってきた。
以下略 AAS



160:名無しNIPPER
2017/08/09(水) 20:36:40.71 ID:hojLDG6p0
「あ、私も北上さんのこと叩いていい?」

「はぅ?? さ、五月雨ちゃん??」

 五月雨は妹の横に立つと、にっこりと笑った。
以下略 AAS



161:名無しNIPPER
2017/08/09(水) 20:38:10.22 ID:hojLDG6p0
「わわっ、ごめんね! 北上さんのこと思いきり叩いちゃった!」

「ううっ、五月雨ちゃん、顔がマジだったよー」

「ありゃあ、まるで昨日の五月雨中尉のようだったなぁ」
以下略 AAS



162:名無しNIPPER
2017/08/09(水) 20:38:41.69 ID:hojLDG6p0
「――それで、お仕置きはなんなの〜?」

「うっ、それはすんごく恥かしくて言えないよ!」

「そなの? まぁ、谷風ちゃんにはそんな恥かしい目にあって欲しくないし、私は頑張るよ。
以下略 AAS



163:名無しNIPPER
2017/08/09(水) 20:40:44.10 ID:hojLDG6p0
***

 昇進試験会場である佐伯泊地に到着すると、私は試験に参加する妹と谷風とは別れて、五月雨と一緒に行動した。

 昇進試験と言っても一般人からすれば、一日に様々な艦娘を近くで見られる機会なので、佐伯泊地の海岸には見物客が多く来ていた。
以下略 AAS



164:名無しNIPPER
2017/08/09(水) 20:41:30.99 ID:hojLDG6p0
「わわわっ、司令、急にびっくりですよ〜! じゃあ次いきますよ! 次っ!」

 五月雨が頬を赤くして、次の子をストローで指す。五月雨はやっぱりかわいいなぁ。

「ああ、あの子か……」
以下略 AAS



214Res/213.95 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice