161:名無しNIPPER
2017/08/09(水) 20:38:10.22 ID:hojLDG6p0
「わわっ、ごめんね! 北上さんのこと思いきり叩いちゃった!」
「ううっ、五月雨ちゃん、顔がマジだったよー」
「ありゃあ、まるで昨日の五月雨中尉のようだったなぁ」
五月雨はぺこぺこしながら妹に謝る。これもドジというのか? 五月雨が分からなくなってきた……。
それから妹は立ち上がると、谷風に右手を差し出した。
「谷風ちゃん……今日は絶対に勝とうね。私、がんばるよ」
「そうこなくっちゃっ! 北上ちゃんを『教育』したことだし、これで絶対かつる!」
そう語気を強めて、谷風は妹と強く手を結んだ。
「……それで、谷風ちゃんの今回の報酬とお仕置きってなんなの〜? ペアとしてちゃんと知っておきたくてね」
「ご褒美は、新型高温高圧缶改二だぞよ! 司令官さまがあたしの為に柱島の明石に作ってもらったんだってさ! めっちゃ欲しいし、こりゃあ勝つしかないね!」
速さを極める谷風にとってはこれが本当に嬉しい褒美なのだろう。
宇和島の司令がアメと鞭の使い分けが得意なのが良く分かった。
しかし、やはり私自身は、例え宇和島の子たちが社会的弱者だろうが「教育」みたいな体罰を与えるのはおかしいと感じた。
だって、こんなの自分の性欲を上手い理由つけて発散したいだけじゃないか。
轟沈のリスクを無視すれば待遇も給料もよすぎる「艦娘」という職業は、そういう彼女たちにとっては辞める事ができない仕事である。
たとえ自分が辞めようとしても、同じく貧しい親が許さないだろう。
宇和島の奴はそれを悪利用して、自分の欲の赴くまま好き放題やっているだけじゃないか。
結局、貧しい子達を上から目線で踏んづけて楽しんでいるだけじゃないか。
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