52:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 22:43:10.02 ID:aDbJZUbB0
53:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 22:45:06.65 ID:aDbJZUbB0
上条も、傍で覗いていた美琴も、世界が漂白されたような無音に支配され、何も言えずにその現実を目に焼き付ける。
54:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 22:47:20.20 ID:aDbJZUbB0
「忘れ、る?」
55:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 22:49:33.37 ID:aDbJZUbB0
「ふざけないでよ! さっきから人の心を無視したことばっかり言って! 初対面の人? そんな風に思える誰かが居て幸せ? その大切な人に覚えられない悔しさがあなたに分かるの?! この1年と、今日だって、あなたと御坂さんがどんどん仲良くなっていくの見て、私がどんな気持ちだったと思う? あなたの大切な人の中に、私がいないのがどれだけ辛いのか分からないでしょぉッ!」
56:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 22:53:21.46 ID:aDbJZUbB0
(何やってんだろう。私)
57:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 22:57:03.16 ID:aDbJZUbB0
(ああ。そうか。結局)
58:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 22:58:26.81 ID:aDbJZUbB0
「何よ……何なのよぉ……」
59:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 23:00:10.54 ID:aDbJZUbB0
記憶の中で、そう言って笑う彼の幻影。その背後で咲き誇る花火。
60:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 23:02:00.58 ID:aDbJZUbB0
憐憫の目でこちらを見る美琴がそこに立っていた。食蜂は頬のわだちを拭き取って立ち上がる。
61:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 23:04:17.76 ID:aDbJZUbB0
「アラァ? 顔が怖いわよぉ? 別にいいじゃなぁい。両思いなんだし、これからキスなんて腐るほどできるわよ。あんなことやそんなことだってねぇ。気が済まないんなら好きにすればいいわ。殴って気が晴れるんならやって見なさいよぉ。ホラ」
62:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 23:05:48.37 ID:aDbJZUbB0
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