食蜂「さよならが迎えに来ること」
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61:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 23:04:17.76 ID:aDbJZUbB0



「アラァ? 顔が怖いわよぉ? 別にいいじゃなぁい。両思いなんだし、これからキスなんて腐るほどできるわよ。あんなことやそんなことだってねぇ。気が済まないんなら好きにすればいいわ。殴って気が晴れるんならやって見なさいよぉ。ホラ」



此の期に及んでこんな最低な台詞が口から出る自分に、心底見下げ果てながらも笑顔は崩さなかった。美琴は足を前に出す。今ならどんな痛みでも受け入れる覚悟ができていた彼女は、眉1つ動かさなかった。



だが美琴は食蜂に人差し指を指し、下から睨むような体制で彼女に告げた。



「殴りはしない。その代わり、これから1つ言うことを聞いてもらうわ。拒否権なんかないのは分かってるでしょ?」



冷たい怒りと、奥底に憂いを秘めた瞳に睨まれた食蜂は、何も返せずにそのまま彼女の言うことに耳を傾けた。





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