59: ◆A95oCT.s2k[saga]
2017/06/18(日) 20:01:36.58 ID:/+LAMdvF0
C そのバースデーキャンドルの灯が揺れる時。
それから、パーティーは本格的に開かれた。
60: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 20:08:00.38 ID:/+LAMdvF0
「のう八幡、時に我は今日、真のリア充というものを理解した気がするぞ」
「そか、良かったな」
「この体験は我の人生にまた一つ、新たな経験を与えたもうた! この経験を生かし、我は書くぞぉぉおおお!!」
61: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 20:09:33.44 ID:/+LAMdvF0
「やってよかったな」
横から葉山が俺に言う。
62: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 20:11:19.07 ID:/+LAMdvF0
× × ×
「さて、じゃあ、プレゼントの贈呈と行こうか」
「うん! そうですね!」
63: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 20:15:33.19 ID:/+LAMdvF0
「俺はこれを」
「隼人君もありがとう、この化粧水、大事に使うね」
「ああ、そうしてくれると俺も嬉しいよ」
64: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 20:21:05.57 ID:/+LAMdvF0
「小町からはこれです、結衣さんに気に入って貰えると嬉しいですっ」
「小町ちゃんもありがとう、ご飯、すっごく美味しかったよ!」
そして小町からはアロマオイルとキャンドルのセットが渡される。
65: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 20:23:48.88 ID:/+LAMdvF0
「由比ヶ浜さん、これ、受け取って貰えるかしら」
雪ノ下が恥ずかしそうにプレゼントを渡す。
丁寧に包装された袋を開けると、一際喜んだ声で由比ヶ浜は声を上げる。
66: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 20:28:34.85 ID:/+LAMdvF0
「どう……かな……」
「あ、ああ……良く似合ってると思うぞ……」
頬を掻きながら、俺は一言、そう言った。
67: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 20:30:20.96 ID:/+LAMdvF0
× × ×
「結衣先輩、せっかくですし、何か皆さんに一言どうぞ!」
「いろはちゃん……うん、そう……だね」
68: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 20:32:12.67 ID:/+LAMdvF0
× × ×
それからしばらく。
飲めや歌えやの祭りが終わり、後片付けも済んだ頃、夕日が差し込む教室で1人、俺は窓の外を眺めていた。
69: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 20:34:28.29 ID:/+LAMdvF0
「隼人君に優美子、とべっち達にいろはちゃん、さいちゃんにさがみん、ゆきのん、小町ちゃん、中二に……みんながお祝いしてくれた事もそうだけど。一番嬉しかったのは、ヒッキーがみんなと一緒にいてくれた事なんだ」
「由比ヶ浜……」
その時だった、不意に背中に感じる、とても温かく、柔らかい感覚。
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