八幡「異本・たとえばこんなバースデーソング」
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59: ◆A95oCT.s2k[saga]
2017/06/18(日) 20:01:36.58 ID:/+LAMdvF0
 C そのバースデーキャンドルの灯が揺れる時。


 それから、パーティーは本格的に開かれた。


「うまっ! このチキンマジでうめえ!!」

「まだまだありますから、たくさん召しあがって下さいねー」

「やべー、ヒキタニくんの妹ちゃんマジ天使!」

 戸部や大岡、大和らは小町の作ったチキンにがっつき、そして舌鼓を打ち、その味を絶賛していた。


「うそ、ヒキオのオムライス超美味いんだけど……」

「ほんとだ、さすが先輩、こーゆー所で女子力高いんですよね、他はダメダメなのに」

「比企谷、うち、お代わりしてもいい?」

「比企谷くん、卵の巻き方あとで教えて貰ってもいいかしら」

「おう、あとでな」

 方や俺のオムライスは女子を中心に人気のようで、何だかこそばゆいやら、不思議な感覚がしていた。


「作ったこのパスタ、美味いな……」

「あれ葉山くん、口にソース付いてる」

「ん? あ、戸塚、ありがとな」

 戸塚がハンカチを手に葉山の口元に付いたソースを拭う。

 その姿に、俺と海老名さんの目が若干変わる。


「と、戸塚! 俺も! 俺も!!」

「はいはーいお兄ちゃん、小町がやってあげるからねーまったくしょうがないなーごみいちゃんはー」

「戸塚くんが隼人くんに……はぅっ!」

「ちょ! 姫菜マジ擬態しろし!」

「あはははっっ」

 そんな俺達の姿を見ながら、由比ヶ浜は大笑いしていた。


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