八幡「異本・たとえばこんなバースデーソング」
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66: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 20:28:34.85 ID:/+LAMdvF0
「どう……かな……」

「あ、ああ……良く似合ってると思うぞ……」

 頬を掻きながら、俺は一言、そう言った。

 そして、その光景を見た女性陣から、思い思いの声が投げかけられる。


「結衣、チョー可愛い」

「うんうん! ヒキタニくんやるじゃん!」

「由比ヶ浜さん、素敵な髪留めね……比企谷くん、あなたにしては、なかなか良いセンスだと思うわよ」

「っていうか、お兄ちゃんが誰かにああいうまともなの送ったの、人生で初めての事ですよ……」

「びっくり、比企谷ってちゃんとそういう事出来るんだ……」

「先輩すごいです、正直マジで見直しました……」

「よく似合ってるぞ由比ヶ浜。比企谷……私が勧めた奉仕部での活動、どうやら無駄じゃなかったみたいだな」


 ああああああ、今すぐ逃げ出してえ……。

 何この感じ、俺じゃないみたいだくそ。恥ずかしくて顔上げれねえ……。

 その後、戸部達からはからかわれ、葉山と戸塚からも色々言われ、材木座からは「リア充爆発しろ」などと罵られ、俺は生涯この日の事を忘れないだろうと心に誓ったのだった……。



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