曜「梨子ちゃん、怒るわけないよ」
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90:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 18:25:19.93 ID:VqWHRdm5O
「そっか」

「私、ただ、会ってね……仲直りしようって思っただけだったんだ。また、水泳始めて欲しいなって。でも、そんな事言われても困っちゃうよね。だから、会えなくて正解だった。でも、私のせいで、将来の色々な事を奪ってしまったなって……」

曜ちゃん、前に私に言った事と逆の事言ってる。
以下略 AAS



91:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 18:41:08.89 ID:VqWHRdm5O
「分かってる人は、そんな表情しないもの」

曜ちゃんの方が力がある。
だから、私から離れようと思えばすぐにでもできたはず。
だったら、彼女が意図してることは――。
以下略 AAS



92:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 18:53:42.71 ID:VqWHRdm5O
ふと、施設の中だという事に気が付く。職員につまみだされる前に、スマホで公園を探して、曜ちゃんを誘導した。
ベンチに座らせて、ずっと隣で背中を撫でた。
早く泣き止んで欲しい。でも、しばらくこうしておきたい。
なんて、そんな事を考えていた。

以下略 AAS



93:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 19:03:00.59 ID:VqWHRdm5O
「曜ちゃん、それ特大盛りでしょ? 食べれるの?」

「食べるの」

言葉遣いが幼稚園児みたいになってるので、笑ってしまった。
以下略 AAS



94:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 19:09:49.71 ID:VqWHRdm5O
「いいの……」

犬みたいだった。
可愛い。

以下略 AAS



95:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 19:27:07.88 ID:VqWHRdm5O
牛丼屋を出て、駅に向かった。
曜ちゃんはほとんど喋らなかった。
気まずいのだと思う。私も、多少それはあった。
でも、触れていないと、もう、落ち着かない。
私は曜ちゃんの手を握った。
以下略 AAS



96:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 19:49:18.38 ID:VqWHRdm5O
言い終えた曜ちゃんの顔を盗み見た。
泣いたせいで鼻と目が赤い。

「そんな事、どうでもいいの」

以下略 AAS



97:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 20:01:20.32 ID:VqWHRdm5O
沼津に戻って、千歌ちゃんと鞠莉さんに曜ちゃんを確保したことを伝えた。
その日は教室には戻らずに、裏口から入って保健室に向かった。

「不良だ」

以下略 AAS



98:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 20:12:17.33 ID:VqWHRdm5O
しばらく天井を眺めていた。
つまらない。すぐに寂しくなって、曜ちゃんの方を向いた。

「どうしたの?」

以下略 AAS



99:名無しNIPPER[sage]
2017/06/14(水) 20:23:06.29 ID:MS/LprdSO
(かわいい)


100:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 20:31:08.46 ID:VqWHRdm5O
『私の中に入って来ないで』

あなたに開けられた小さな穴が痛いよ。

「……梨子ちゃん」
以下略 AAS



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