97:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 20:01:20.32 ID:VqWHRdm5O
沼津に戻って、千歌ちゃんと鞠莉さんに曜ちゃんを確保したことを伝えた。
その日は教室には戻らずに、裏口から入って保健室に向かった。
「不良だ」
曜ちゃんが言った。
「そうね」
ベッドに腰掛け、カーテンを閉めた。
光が遮られると、途端に眠たくなった。
小さな欠伸が出る。
「疲れたよね、ちょっと寝なよ」
「曜ちゃんこそ」
「……」
「……」
アイコンタクトで頷き合う。
スカートだけ皺にならないように脱いで、ベッドの中に潜った。
「みんな、授業聞いてるのに、悪い奴」
曜ちゃんが小さく笑う。
「ほんとよ」
165Res/122.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20