92:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 18:53:42.71 ID:VqWHRdm5O
ふと、施設の中だという事に気が付く。職員につまみだされる前に、スマホで公園を探して、曜ちゃんを誘導した。
ベンチに座らせて、ずっと隣で背中を撫でた。
早く泣き止んで欲しい。でも、しばらくこうしておきたい。
なんて、そんな事を考えていた。
「曜ちゃん、ねえ、曜ちゃん」
「……っ」
「お腹空かない?」
曜ちゃんの嗚咽が止まる。
「んっ……空いたっ」
濁声で、言った。
「よし、サンドイッチでも食べましょう」
「ハンバーグ……」
「サンドイッチ」
「ハンバーグ」
数分そんなやり取りが続いたのだった。
結局、間をとったのかよく分からないけれど、牛丼チェーンに行くことになった。
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