94:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 19:09:49.71 ID:VqWHRdm5O
「いいの……」
犬みたいだった。
可愛い。
「あの、なに?」
じっと見てしまったせいで、曜ちゃんが不思議がった。
「美味しそうに食べるなって思って。今度、ハンバーグ作ったら食べる?」
軽く、言ってみる。
「食べる……」
頷いた。
「私のハンバーグ、凄く美味しいの。もう、他の食べれなくなるよ」
「そうなったら、いっつも梨子ちゃんの家に行かないといけないね」
「いいよ、来て」
笑いかける。
曜ちゃんが目をそらす。
嫌だったのかな、と思った矢先、
「行く……」
と再び牛丼をかき込み始めた。
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