曜「梨子ちゃん、怒るわけないよ」
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121:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 20:44:15.73 ID:cFEzUClWO
曜ちゃんがソファに腰を降ろしたのを見届けて、ミンチ肉に下ごしらえを施していると、

「梨子ちゃんて、東京で男の子にモテてたでしょ」

曜ちゃんが言った。
以下略 AAS



122:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 21:05:23.55 ID:cFEzUClWO
何かしら。曜ちゃん、最近あまり目を合わせてくれない。
私は少し気まずさを感じながら、

「そ、そう言えば、疲れてない?」

以下略 AAS



123:名無しNIPPER
2017/06/18(日) 21:15:02.81 ID:BGlOwT2R0
良いぞ


124:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 21:16:58.27 ID:cFEzUClWO
その後、曜ちゃんに褒められて天狗になった私は、さらに、家から持たされたある物を机に置いた。

「なにそれ?」

白い液体の入った瓶。
以下略 AAS



125:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 21:26:33.31 ID:cFEzUClWO
どろっとした甘酒を互いのグラスに注ぐ。

「なんだろ、発酵してるぜって匂い」

曜ちゃんが鼻を揺らす。
以下略 AAS



126:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 21:35:19.65 ID:cFEzUClWO
最初の方は、お喋りしながらテレビのバラエティ番組にツッコミを入れながら、楽しく飲んでいた。
だんだんと体の方が熱くなっていって、

「梨子ちゃん、ちょっと頬っぺたがポカポカしてきた」

以下略 AAS



127:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 21:46:41.55 ID:cFEzUClWO
そして、戻って来ない。
私も洗面所に向かった。

「曜ちゃん?」

以下略 AAS



128:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 21:58:37.78 ID:cFEzUClWO
ゆっくりと顔が近づてきて、彼女の吐息が私の首筋にかかった。

「……よ、よ、よ」

言葉が出ない。
以下略 AAS



129:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 22:10:57.47 ID:cFEzUClWO
「同情は平等よ……でも、この気持ちは平等じゃないから」

「へへへ……意味分からないヨーソロ」

「分からない、か……」
以下略 AAS



130:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 22:39:47.52 ID:cFEzUClWO
首が後ろに反り返って危なっかしい。
頭を太ももの上にそっと寝かせた。

「んにゃ……ハンバーグ、も一個」

以下略 AAS



131:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 23:09:00.17 ID:cFEzUClWO
もっと、言葉をお願い。
そんなのじゃ物足りない。
確信できない。

「だって、梨子ちゃんは……東京の人で、いつまでも沼津にずっといるって訳じゃない。そばにいる、なんて……簡単に約束しちゃダメだよ」
以下略 AAS



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