125:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 21:26:33.31 ID:cFEzUClWO
どろっとした甘酒を互いのグラスに注ぐ。
「なんだろ、発酵してるぜって匂い」
曜ちゃんが鼻を揺らす。
そのまんまね。
「じゃあ、お疲れ様で、乾杯」
私が言うと、
「乾杯」
と曜ちゃんも慌ててグラスを掲げた。
ガラスの重なり合う音。
毒見をするような曜ちゃんを盗み見ながら、一口飲み干す。
口どけが良くて、美味しい。
「どう?」
「ん……ごく、おいひい」
ちびちびと飲んでいる。
「でしょ? 温めて飲んだ方が美味しいんだけどね」
「そうなの? じゃあ、温めるよ」
立ち上がって、陶器のコップにも甘酒を注ぐ。
気に入ってもらえて良かった。
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