129:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 22:10:57.47 ID:cFEzUClWO
「同情は平等よ……でも、この気持ちは平等じゃないから」
「へへへ……意味分からないヨーソロ」
「分からない、か……」
そうね。
曜ちゃんにとって私は、親しい友人の一人なんだもの。
「ごめん、梨子ちゃん」
「え」
「悲しい顔、してる……」
酔っていた方が、鼻が利くのかもね。
「曜ちゃんのせい」
「そっか……ごめん」
「……」
やっと、リビングにたどり着き、ソファに寝転がらせる。
私の体を一向に離そうとしないので、無理やり引っぺがした。
バカ力め。
力尽きたのか、曜ちゃんの瞼は落ちていた。
「悲しい顔してるのは、どっちよ」
隣に座って、髪を撫でた。
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