ハルヒ「古泉くんの子どもだったらあんな放蕩息子に育ってないわよ」
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32
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名無しNIPPER
[saga]
2017/05/16(火) 20:52:34.14 ID:02mMz6wWo
そして金曜日。
サキ「じゃあ、また後でね」
いったん七重と別れた。
以下略
AAS
33
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/05/16(火) 20:56:35.47 ID:02mMz6wWo
七重とリビングに入ると、初めて見る人がソファに腰掛けていた。
七重のお父さんやわたしの父と同じ年頃の男性で、
知的で切れ長な目と落ち着いた柔和な表情とは対照的に、
引き締まった体つきをしているのが、グレーのジャケット姿からもうかがえた。
以下略
AAS
34
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/05/16(火) 21:00:37.41 ID:02mMz6wWo
ハルヒ「古泉くん、そう思ってくれるのならね」
何か違う話が始まったみたいだ。
ハルヒ「そちらでどんな決め事があるのか分からないけど、
以下略
AAS
35
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/05/16(火) 21:04:48.65 ID:02mMz6wWo
沈黙に促されるように、柊、あるいは古泉という人が落ち着いた声でわたしに話し出した。
古泉「一くんによると、小坂さん。君は空が真っ暗で無人で、
でも風景だけは一緒だという空間に迷い込んでしまったそうだね」
以下略
AAS
36
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/05/16(火) 21:08:50.92 ID:02mMz6wWo
情報生命体ってあの女のこと?
古泉「そうとはかぎらない。巨大なカマドウマの形をしたときだってある。
実体をもたず情報そのものとしてインターネットの中に潜み、
あるきっかけで任意のウェブサイト上に起動データがアップされると、
以下略
AAS
37
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/05/16(火) 21:12:51.70 ID:02mMz6wWo
温かく、まっすぐな目でわたしを見ながら柊さんは言った。
見透かされている。
情報生命体や『機関』についてはともかく、
以下略
AAS
38
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/05/16(火) 21:16:56.82 ID:02mMz6wWo
サキ「はい。分かります」
古泉「『機関』には君や僕のような能力者が集まって、
一くんと連携しながら情報生命体から人々を守るために戦ってるんだ。
本来与えられた力を応用する形ではあるけどね。
以下略
AAS
39
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/05/16(火) 21:20:58.89 ID:02mMz6wWo
きれいに磨かれた革靴を履きおえたとき、ふと柊さんは少しすまなそうに、
古泉「本当なら水入らずのところをお邪魔したくなかったんだけど……」
柊さんは、今日初めて何か言葉が見つからないみたいで、少し間が空いた。
以下略
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40
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/05/16(火) 21:21:37.47 ID:02mMz6wWo
今日はここまで
41
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/05/17(水) 21:22:40.30 ID:EC+lLN310
乙
42
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/05/18(木) 21:13:09.60 ID:a1uWnm9Jo
七重「ねえ、サキって――」
もうぬるくなったココアをすすると、七重は宙を見つめ、
自身の頭の中で膨らんだ風船をこの部屋に浮かべるように言葉を発した。
以下略
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