ハルヒ「古泉くんの子どもだったらあんな放蕩息子に育ってないわよ」
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39:名無しNIPPER[saga]
2017/05/16(火) 21:20:58.89 ID:02mMz6wWo
きれいに磨かれた革靴を履きおえたとき、ふと柊さんは少しすまなそうに、

古泉「本当なら水入らずのところをお邪魔したくなかったんだけど……」

柊さんは、今日初めて何か言葉が見つからないみたいで、少し間が空いた。

それが何故なのか分からず、わたしも何か言った方がいいのかなと思い始めたとき、

後ろからぱたっと、わたしの頭におばさんの手が置かれた。

ハルヒ「大丈夫。この子はこう見えて高い順応性を持ってるから」

軽く頭を撫でられて、おばさんの方を向くと、
一点の疑いもなく信じている目で笑みを浮かべ、わたしを見守っていた。

はて、わたしはそうだったかな。
隣の七重と同じく、わたしも今きょとんとした顔をしているに違いない。
だが、柊さんは楽しそうな笑顔になっていたので、まあいいのだろう。

柊さんを門扉から見えなくなるまで見送ると、
(何だかんだでおばさんに押し付けられたお土産を掲げながらにこやかに歩いていった)、
七重とわたしは、おばさんにがっしと肩を捕まえられて両側から引き寄せられた。

ハルヒ「さあ、おしゃべりで遅れた分、巻き返すわよ!
    二人とも今日は手伝ってちょうだい!」

料理は多めに作ってあって、タッパに詰めて小坂家へ持ち帰るよう指示するのも、
いつものおばさんのやり方だった。



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