ハルヒ「古泉くんの子どもだったらあんな放蕩息子に育ってないわよ」
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36:名無しNIPPER[saga]
2017/05/16(火) 21:08:50.92 ID:02mMz6wWo
情報生命体ってあの女のこと?

古泉「そうとはかぎらない。巨大なカマドウマの形をしたときだってある。
   実体をもたず情報そのものとしてインターネットの中に潜み、
   あるきっかけで任意のウェブサイト上に起動データがアップされると、
   それを見た人の脳組織に直接、情報として感染するんだ。
   人の脳に取り憑いて意識を奪い、異空間を作り出して被害者をそこへ転移させる。
   その上で、宿主となった人の畏怖の対象に、本人を変異させてしまう。
   具現化した情報生命体を倒せば、被害者は無事に解放される」

なんだかわけの分からない説明だが、少なくとも最後の部分だけは、
わたしがあの場所で見たことと一致している。

あの男性はペシャンコのはずなのに、傷一つついていなかった。

サキ「異空間って、あの空が全部真っ黒な場所のことですか」

古泉「君が迷い込んだのは、情報生命体が作りだした異空間を、
   一くんが自身の閉鎖空間に変換したものだ」

サキ「……閉鎖空間っていうと隔離されて、閉じ込められて出られないっていう、
   あれのことですか」

古泉「そう考えてくれて構わない。
   詳しい話は君が知りたい範囲で追い追いするとしても、ただもう一つ」

柊さんは軽く人差し指を上げながら続ける。

古泉「わざわざ空間を変換してもらうのは、こちらの優位性を保つためだ。
   彼の生み出した閉鎖空間の中でなら、
   僕のような『機関』の能力者たちが情報生命体と戦う能力を存分に発揮できるから」

さっき、おばさんとの会話の中にも出てきた『機関』という組織の名称らしい言葉。

古泉「そうだね、君や僕のような能力者が閉鎖空間でなら敵と対等にわたりあえる、
   と言った方がよかったか。
   君は正確には偶然に閉鎖空間に迷い込んでしまったんじゃない。
   閉鎖空間へ侵入することも能力の一つだと、……分かるよね、君なら」


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