97:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 13:00:06.08 ID:WOJJWRsc0
〜ビルの中〜
「はぁ〜〜〜〜ッ....助かった〜」
10階建のビルの三階の空きテナントに素早く身を隠した満は、遮る
98:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 13:00:42.87 ID:WOJJWRsc0
10、9、8、7、6、5、4、3、2、1
足音が消えた。ドアノブが回転するッ!
(今だ!喰らえッ!)
99:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 13:01:22.32 ID:WOJJWRsc0
「残念だったな。ここで終わりだ」
「ぶ、分身って...あんまりだろ...」
漆黒の槍を携えた同じ姿の二人のライダーは、首筋とカードデッキに
100:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 13:01:58.82 ID:WOJJWRsc0
「出してくれぇ!出してくれぇえええええ!」
「俺は帰らなくちゃ行けないんだ!俺の世界に!」
「嫌だぁああああああああ!出して!出してえええええええええ」
101:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 13:02:25.87 ID:WOJJWRsc0
〜花鶏〜
「いらっしゃ〜い!おや、アンタ見ない顔だねぇ」
「はい...すいませんすいません」
102:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 13:02:57.50 ID:WOJJWRsc0
「で?何か注文するのかい?」
「えーと、じゃあミルクティー二つとカフェオレ一つで」
103:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 13:03:23.54 ID:WOJJWRsc0
(この人だったら...信じられる、かもしれない)
「はい。おまちどおさま」
女店主が見計らったかのように、ミルクティーとカフェオレを盆に載せて
104:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 13:03:55.10 ID:WOJJWRsc0
「俺だってそりゃ怖いさ。だって他のライダー話聞いてくれないんだもん」
「イヤミな悪徳弁護士、刑事のくせに悪い奴、極めつけは連続殺人犯」
「考えてもみてよ?折角人を助けるための力がこの手にあるんだぜ?」
105:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 13:04:29.71 ID:WOJJWRsc0
かつて、監督が自分に教えてくれたことが蘇る。
『だけどな、優しさだけは忘れちゃいけないんだよ』
『打算なく誰かを信じたり、誰かを助けたりするのが一番難しいんだ』
106:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 13:05:07.29 ID:WOJJWRsc0
「よっし!アンタの気持ち、分かったよ」
「これからよろしくな。佐野さん!」
満の手を取った真司はその手を両手で包み込むように握った。
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