99:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 13:01:22.32 ID:WOJJWRsc0
「残念だったな。ここで終わりだ」
「ぶ、分身って...あんまりだろ...」
漆黒の槍を携えた同じ姿の二人のライダーは、首筋とカードデッキに
それぞれその切っ先を向けていたのだった。
仮面ライダーナイト。蝙蝠型モンスターと契約したライダーの一人だ。
「ま、待ってくれ!俺はアンタと戦うつもりはないんだ」
「仮にそうだとして、俺がお前を助けるとでも?」
超音波のせいでまともに立てないまま、仰向けに転がっている眼前の
ライダーを冷ややかに見下したナイトは、そのまま無感情に槍を振り上げ
トドメを刺すべく大きく振りかぶった。
「いやだぁあああああああああ!」
誰でも良い。誰か俺を助けてくれ!俺はこんな所で殺されたくない!
「うわああああああああああ!お願いだぁあああああああ!!」
みっともなくジタバタと床でのたうち回りながら叫んでいると、また
新しいライダーが階段を登ってくる音が聞こえた。
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