103:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 13:03:23.54 ID:WOJJWRsc0
(この人だったら...信じられる、かもしれない)
「はい。おまちどおさま」
女店主が見計らったかのように、ミルクティーとカフェオレを盆に載せて
三人の目の前におき始める。
「おっ、来た来た。ここのミルクティーは甘くて良い味なんだ」
「そうよ〜。隠し味に山羊のミルクを入れてるからね」
「熱が冷めないうちにグイッと飲むのがおすすめよ〜?」
手を擦りながら、甘い香りのするミルクティーに口をつける真司。
「あっち!あっちぃ!ふー!ふー!」
舌を火傷しながらも、どこか楽しそうに、美味しそうにミルクティーを
飲むその姿に、いつの間にか満は笑みを零していた。
「凄いっすね。城戸さんは」
「え?なにが?」
「ライダー同士で殺しあってるっていうのに、明日死ぬかもしれないのに」
「今の城戸さん見てると、まるでそんなのを感じてない風に見えますよ」
「あー...まぁ、確かにそうかも知れないなぁ」
湯気を立てるミルクティーをフーフーしながら冷ましている満を
手塚は満足そうな微笑みを浮かべながら見ていた。
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