佐野満「えっ?強くてニューゲーム?」
1- 20
97:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 13:00:06.08 ID:WOJJWRsc0
 〜ビルの中〜

「はぁ〜〜〜〜ッ....助かった〜」

 10階建のビルの三階の空きテナントに素早く身を隠した満は、遮る

ものの何もない部屋に唯一残された机の下に潜り込んだ。

 貫通力のある矢にどれだけこの机が耐えられるか疑問だが、少なくとも

相手がビルの屋上に陣取っていれば、狙いを修正するのに何分かの時間は

稼げるだろう。

 だが、

 カツーン、コツーン...

 微かだが、誰かが階段を登る音が聞こえてきた。

 間違いない、新手のライダーかモンスターだ。

「......」

 デッキから一枚のカードを引き抜く。

 雑居ビルのような小回りの利かない場所、それも階段を背中にして

二本の大剣を振り回すような危険な真似は出来ない。

 故に満は小回りの利かない場所で小回りの利く立ち回りが出来る

ストライクベントをアビスバイザーにセットした。

「strike vent!」

「来い...部屋に入ってきたら打ち抜いてやる」

 頭の中にアビスバイザーを通じて、今自分がベントインしたカードの

情報が流れ込んでくる。

「よし...」 

 アビスバイザーもアビスクローも両方とも先端から高水圧の水弾を

連射可能な遠距離対応武装である。

 照準をたったひとつの部屋の入り口に合わせる。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
485Res/614.50 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice