96:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 12:59:21.10 ID:WOJJWRsc0
もし、運が悪かったら..確実に今の攻撃で自分は仕留められていた。
弾かれたように立ち上がった満は、咄嗟の判断で近くに立っていた
ビルの中へと身体をぶち当てて転がり込んだのだった。
このまま外にいれば好きな時に相手に隙を晒し続けるという地の利を
取られるというハンデを背負わなくてはならない。
ここは一旦ビルの中で体勢を立て直し、なんとか相手をやりすごす。
そう決めた満は階段を駆け上がっていった。
「....」
だが、これはライダー同士のバトルロイヤルでもある。
自分の見た光景が絶対的な正しさを持っているとは誰も断言は出来ない。
最善と思って取った行動が間違っていたと言うこともままある。
満の後を追うように、また一人、ビルの中へと黒いマントを翻した
ライダーは音もなく潜入に成功したのだった。
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