134:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/25(火) 10:54:32.60 ID:L6BVEgLS0
「ん?!」
ガイの首を絞めるのに夢中になっていたアビスの後ろから何か細い
紐のようなものが幾重にも巻き付いている。
135:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/25(火) 10:55:01.88 ID:L6BVEgLS0
バシュッ!バシュッ!
「げええええええええええ!」
アビスバイザーから飛び出した水の刃が、バイオグリーザの足の指を
136:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/25(火) 10:55:40.39 ID:L6BVEgLS0
「Advent!」
ガイのバイザーに契約中のカードがベントインされる。
忠実なガイの下僕、メタルゲラスは猛る闘志を咆哮に滲ませ、大声を
137:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/25(火) 10:57:11.30 ID:L6BVEgLS0
「shoot vent」
巨大なバズーカ砲、そのトリガーにゾルダの指がかかった。
もう、勝ち目がないのは明白だ。
138:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/25(火) 10:57:40.08 ID:L6BVEgLS0
「ほら、これ使って脱出しなよ?」
悠々と身動きの取れなくなったガイの背後から、また新たなライダーが
姿を現した。
139:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/25(火) 10:58:11.89 ID:L6BVEgLS0
「ダメじゃないか。デスト。頭を貫いたら遊べなくなっちゃうだろ?」
不満げに喉を鳴らすデストワイルダーを頭を撫でて慰めたタイガは
ピクリとも動かなくなったガイのデッキから残りのカードを全て
140:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/25(火) 10:58:40.69 ID:L6BVEgLS0
「がおおおおおおおおおお!!!」
猛虎の咆哮と犀の突進がぶつかり合う。
かつて相対した蟹の契約獣なんかとは比較にならないほどの剛力で
141:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/25(火) 10:59:06.68 ID:L6BVEgLS0
第十一話 the alternative
清明院大学大学院 401研究室
「う、うーん...」
142:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/25(火) 10:59:46.46 ID:L6BVEgLS0
その男は、一言で言うならば理知的だった。
全身から立ち上るカリスマが、目に見える自信という形で見える人間。
それが目の前の男、香川英行に対して満が抱いた第一印象だった。
143:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/25(火) 11:00:14.02 ID:L6BVEgLS0
(ま、まずい。デッキがない!)
デッキがなければミラーモンスターやライダーとも戦えないし、財布の
中には、自分にとって決して無視できない財産を引き出せるカードだって
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