135:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/25(火) 10:55:01.88 ID:L6BVEgLS0
バシュッ!バシュッ!
「げええええええええええ!」
アビスバイザーから飛び出した水の刃が、バイオグリーザの足の指を
一瞬で切り落とす。咄嗟の出来事にモンスターはたまらず左手の拘束を
緩めてしまった。
舌と手の拘束が緩んだアビスは今度は一か八かの追撃に移った。
バカみたいに大口開けているバイオグリーザの口内に向けて、バイザーが
出せる限りの最高出力の高水圧弾をぶち込んだのだ!
「うげええうごおおおええええええ〜〜〜〜〜!」
頭の骨格が変わってしまうかのような物凄いショックを受けた
バイオグリーザは、あまりの激痛に地べたを転がり回った後、持ち前の
保護色を最大限に活用し、三人の目の前から姿を消したのだった。
「くそっ!もう時間がない!」
身体から立ち上る淡い粒子が活動限界時間を告げる。
「Final vent」
アビスになってからまだ一度も使っていない切り札を今ここで切る!
「この時を待ってたんだよッ!」
「confine vent!」
「なにっ!」
コンファインベントを左肩にガイがベントインした瞬間、アビスの
ファイナルベントは一瞬でその効力を失ってしまったのだった。
「そんな!嘘だろ!?」
ファイナルベントがその絶大な力を発揮する前に無効化されてしまった。
そのショックに、アビスはしばし我を忘れ、呆けてしまった。
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