1:名無しNIPPER
2017/04/23(日) 23:51:15.50 ID:p+cBhhHk0
このssは仮面ライダー龍騎の仮面ライダーインペラーである佐野満を
主役とした、いわば仮面ライダー龍騎の再構成ものです。
人によって好みが分かれる作品となっています。
舞台はタイムベントでやり直された龍騎のとある世界です。
無残な最後を遂げた彼が、城戸真司と同じ位の時期に神崎士郎から
インペラーのカードデッキを渡された設定で物語が始まります。
話の展開上、佐野君の性格やら頭を色々と良くしてあります。
二次創作なので、オリジナルのカードや本編に出てこなかった
ライダーとかも出します。
ご都合主義だろ!と思うような展開が一部ありますが、そこは二次創作
ということでさらりと流して下さい。
以上のことを踏まえて、拙作を読んで頂ければ幸いです。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:52:08.70 ID:p+cBhhHk0
第一部 一話 戦いの始まり
東京 某所
3:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:52:47.91 ID:p+cBhhHk0
ボロアパート
「んあ〜!疲れたー!」
清潔とは言いがたい6畳1間の万年床に身を横たえた満はそのまま
4:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:53:25.53 ID:p+cBhhHk0
誰でも良いから認めて欲しかった。
だけど現実は誰からも認められず、誰からも相手にされない自分が
こうして一人で眠っているだけでしかない。
5:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:54:06.13 ID:p+cBhhHk0
漫画に出てくる主人公は拳を握りしめたら、まるで天からの恵みのように
摩訶不思議な力を授かっていた。
現実だってそうだ。
6:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:54:31.24 ID:p+cBhhHk0
〜〜
鏡の中
何もかもが反転した鏡写しの世界。といっても、そこは自分の部屋と
7:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:55:05.67 ID:p+cBhhHk0
そうだ。確かにさっきの声はこいつの声だった。
欲しいか?お前の人生を変える力を。
ああそうだ。欲しいとも!
8:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:55:33.03 ID:p+cBhhHk0
「なるほど。つまりライダーに変身し、ライダーやモンスターを倒せ」
「ふーん。これを持ってるやつを倒せばいい訳ね」
「要するに、このカードデッキってやつで変身してこの世界で闘う。と?」
9:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:56:06.17 ID:p+cBhhHk0
「ライダーはカードを使い、相手やモンスターを倒す」
「お前のデッキを貸せ」
満からデッキを渡された士郎は、その中から何枚かのカードを引き抜き、
10:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:56:33.62 ID:p+cBhhHk0
「うん、まぁ...で、次のカードは...ん、紋章か、これ?」
「それはファイナルベント。必殺技のカードだ」
「相手に直撃すれば、一撃でとどめを刺せる切り札だ」
11:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:57:16.29 ID:p+cBhhHk0
「ふざけんなよ!これ思い切り外れじゃねぇか!」
「なんだよ鹿って?舐めてんのかお前!」
「ガゼルだ」
12:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:57:51.70 ID:p+cBhhHk0
「...そうだ。お前はこの装備で戦うしかない」
「分かった...なんて言うわけないだろ!」
「いいか、じゃあ一つ聞かせてくれ。ちゃんと答えろよ?」
13:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:58:27.29 ID:p+cBhhHk0
「...いいだろう」
熟考の果て、神崎士郎は契約のカードと封印のカードを満へと渡した。
「ありがとうございま〜す。いや〜これで一安心、一安心だよ〜」
14:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:58:59.04 ID:p+cBhhHk0
「ライダーの戦い、ねぇ...」
手元に残ったカードデッキからカードを引き抜く。
アドベント、コントラクト、シール、スピンベント、ファイナルベント。
15:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:59:33.64 ID:p+cBhhHk0
第二話 鏡の中の怪物
あれから三日後、満の日常に特に変化はなかった。
16:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 00:00:03.90 ID:WOJJWRsc0
「よっしゃ!今日の夕食代一食分浮いたぁっ!」
適当にサボっていると目をつけられない程度に適度に手を抜きながら
退勤時間を10分オーバーしたところで、そつなく仲間達に挨拶を済ませた
17:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 00:00:30.97 ID:WOJJWRsc0
「何で血がそこかしこに飛び散ってるんだよ...」
惨たらしい惨殺現場から遺体だけを取り除いたかのような夥しい
血がシャワー室を鮮やかな赤色で彩っていた。
18:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 00:00:58.08 ID:WOJJWRsc0
慌ててロッカーの扉を開き、鞄の中からカードデッキを取り出す。
取るものもとりあえず慌てて外に飛び出した満は一台の車の前に立つ。
「へ、変身」
19:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 00:01:37.23 ID:WOJJWRsc0
プシューッ!
鏡の中、そのすぐ傍にバイクのような乗り物が音を立てて自分を
乗せるために、その屋根を開いた。
20:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 00:02:19.96 ID:WOJJWRsc0
〜〜〜
ライドシューターに乗り、鏡の向こうの世界へと辿りついた満が
目にしたのは、阿鼻叫喚の地獄の光景だった。
21:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 00:03:50.78 ID:WOJJWRsc0
「あっ...」
モンスター達の一部がプレハブ小屋の外に出てきた。
慌てて車の横に身を隠した満は、満腹になった鳥型と蜘蛛型となんだか丸い形の
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