12:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:57:51.70 ID:p+cBhhHk0
「...そうだ。お前はこの装備で戦うしかない」
「分かった...なんて言うわけないだろ!」
「いいか、じゃあ一つ聞かせてくれ。ちゃんと答えろよ?」
「契約したミラーモンスターが喰われた場合、俺はどうなるんだ?」
「一応、デッキが無事ならミラーワールドからは出られるが」
「その場合、契約は無効になり、装備は初期状態に戻る」
「大幅に弱体化した状態で一からモンスターと再契約、ねぇ」
「俺が聞かなかったら教える気なかったろ?」
どうやら目の前の男は本当に性格が悪いらしい。
自分の目的のためには手段を選ばない。
それがこの男の行動原理だと長年のゴマすり経験から見抜いた満は、
一枚でも多くのカードを目の前の男から毟ろうと目的を変えた。
「いいよ。アンタの言う条件で闘ってもいい」
「だけど、契約モンスターがすぐに喰われた場合のことも考えて...」
「せめて、後一枚でいいから契約のカードを俺にくれよ?な?」
「他のライダーは楯とか特殊なカードがあるんだろ?」
「三枚だけじゃあんまりにも不公平すぎるだろ〜?なぁ頼むよ〜」
「アンタのバトルにも協力するからさぁ〜。お願いだよ〜」
沈黙が部屋を支配する。
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