135: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 20:08:01.38 ID:XWj0qJN60
お嬢様「……」
先輩の言葉を聞いて思ったことは二つ。
136: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 20:09:22.39 ID:XWj0qJN60
ギャル「女ちゃん、どこの病院にいるか分かる?」
137: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 20:10:30.83 ID:XWj0qJN60
ギャル「……分かったようにいうね」
お嬢様「見てればわかります。そのせいで女は傷ついたんだから」
138: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 20:12:02.91 ID:XWj0qJN60
………………。
…………。
……。
139: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 20:15:20.03 ID:XWj0qJN60
女「……気持ち悪いよね」
やっとのことで口を開いて出た言葉はそれだった。
他になんと言えばいいのかわからなかった。卑下することでしか自分を守れなかった。
140: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 20:16:26.52 ID:XWj0qJN60
お嬢様「お、おんな?!」
突然の大声に目をぱちくりとさせる彼女。
彼女から見たら落ち込んでいた私が突如として声をあげたのだ。
141: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 20:17:12.27 ID:XWj0qJN60
別れの言葉は途中で途切れた。
妨げたのは、湯の沸いたヤカンを思わせるお嬢様の叫び。
堰を切ったようなその声に、面くらい何も言うことができなかった。
142: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 20:18:13.03 ID:XWj0qJN60
お嬢様「女ばかりが、悪いわけないんです。……それなのに、女は自分だけが悪いみたいに言って……もっと他の人の不満言ってください……女は悪い子なんかじゃありません……」
女「……お嬢様」
お嬢様「好きなんです、女のことが……」
143: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 20:19:17.92 ID:XWj0qJN60
お嬢様「面会の時間、終わっちゃいましたね」
女「うん」
お嬢様「ここまで言っておいてなんですけど、話を聞くの明日になっちゃいますね」
144: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 20:20:50.69 ID:XWj0qJN60
………………。
…………。
……。
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