131: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 20:04:41.82 ID:XWj0qJN60
………………
…………
……
132: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 20:05:26.29 ID:XWj0qJN60
ギャル「あ――」
上級生の教室が立ち並ぶフロアに足を向け、やっと見つけた目当ての彼女。
133: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 20:06:10.29 ID:XWj0qJN60
「お、んなが、たおれました。がっこ、きてないです」
134: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 20:07:24.24 ID:XWj0qJN60
性癖、と言われ一つ思い当たることがあります。
お嬢様「昨日の……」
135: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 20:08:01.38 ID:XWj0qJN60
お嬢様「……」
先輩の言葉を聞いて思ったことは二つ。
136: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 20:09:22.39 ID:XWj0qJN60
ギャル「女ちゃん、どこの病院にいるか分かる?」
137: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 20:10:30.83 ID:XWj0qJN60
ギャル「……分かったようにいうね」
お嬢様「見てればわかります。そのせいで女は傷ついたんだから」
138: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 20:12:02.91 ID:XWj0qJN60
………………。
…………。
……。
139: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 20:15:20.03 ID:XWj0qJN60
女「……気持ち悪いよね」
やっとのことで口を開いて出た言葉はそれだった。
他になんと言えばいいのかわからなかった。卑下することでしか自分を守れなかった。
140: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 20:16:26.52 ID:XWj0qJN60
お嬢様「お、おんな?!」
突然の大声に目をぱちくりとさせる彼女。
彼女から見たら落ち込んでいた私が突如として声をあげたのだ。
141: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 20:17:12.27 ID:XWj0qJN60
別れの言葉は途中で途切れた。
妨げたのは、湯の沸いたヤカンを思わせるお嬢様の叫び。
堰を切ったようなその声に、面くらい何も言うことができなかった。
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