109: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 19:42:28.61 ID:XWj0qJN60
やけに渇いた音だった。
びりっと掌中に熱が走る。
110: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 19:43:37.99 ID:XWj0qJN60
………………。
…………。
……。
111: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 19:44:26.97 ID:XWj0qJN60
ある朝、満員電車の中、私は痴漢されている女の子を見つけた。
私と同じ制服の少女。
おどおどとし声をあげなさそうな少女は、痴漢する男にとっていいカモなのだろう。
112: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 19:45:26.06 ID:XWj0qJN60
………………
…………
……
113: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 19:46:17.54 ID:XWj0qJN60
そうなんですか〜、と相づちを打ちつつ、その少女について考える。
もしかして、と思った。
痴漢にあって電車から下車。
114: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 19:47:28.18 ID:XWj0qJN60
部活動説明会はつつがなく終了。
部活が始まり新入生をまつ。
さて、説明会の釣果は……。
115: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 19:48:21.51 ID:XWj0qJN60
………………
…………
……
116: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 19:49:27.91 ID:XWj0qJN60
…………。
つまりは、その、なんだ……。
ほんとは内気だけど、それがコンプレックスだから見栄をはってるってこと?
117: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 19:50:21.86 ID:XWj0qJN60
先輩の告白に頭を鈍器で殴られたような錯覚を覚えた。
ギャル「私と同じ人を好きになって、私と同じような表情をして……でもね、気づいちゃった、それは私と“似た”なの。同じ“ような”なの。決して同じじゃないね」
118: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 19:51:24.36 ID:XWj0qJN60
ギャル「……」
先輩は私の返事を聞き.切なげに顔を伏せた。
119: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 19:52:12.52 ID:XWj0qJN60
女教師「ちょっとあなたたち!!」
女「へ――?」
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