189:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 02:00:21.11 ID:NG5ps7hHO
(惨い、惨すぎる……)
遺体は寝たままの状態だ。きっと何の抵抗も出来ないまま殺されたのだ。
190:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 02:02:31.90 ID:NG5ps7hHO
「雌の肉 柔らかい」
その言葉を聞いた瞬間、散乱した四肢に右腕がないことを思い出した。
191:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 02:05:30.10 ID:NG5ps7hHO
獲物を前にぎらつく瞳。
ぞろりと並ぶ黄ばんだ歯は、鑢で研いだように尖っている。
192:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 02:10:46.81 ID:NG5ps7hHO
(これでも死なないというのか)
(とうに元素供給量の限界を超えているのに…)
193:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 02:12:44.38 ID:NG5ps7hHO
「消えろ。跡形もなく、消えてしまえ」
それでも稲妻は止まない。
194:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 02:15:10.67 ID:NG5ps7hHO
(これは、一体…)
朦朧とする意識の中で呆気に取られて観察していると、徐々に傷が癒えているのが分かった。
195:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 02:18:02.58 ID:NG5ps7hHO
(おそらく外にもあの化け物がいる)
(しかし、このまま医療所にいても仕方がないですね。怪我人がいるなら助けないと)
196:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 02:22:11.27 ID:NG5ps7hHO
だが、止まった。
何故だか分からないが、ごぼごぼと泡だった血を吐きながらゆっくりと倒れる。
197:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 02:26:22.29 ID:NG5ps7hHO
(どうして、私を助けに来てくれたんですか?)
(外にはあんな化け物が沢山いるのに、危険を犯してまで私を助けに来てくれたのは何故ですか?)
198:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 02:30:45.66 ID:NG5ps7hHO
「行くぞ」
「行くと言っても何処へ行ーー」
199: ◆4RMqv2eks3Tg[saga]
2016/12/16(金) 02:38:37.73 ID:NG5ps7hHO
今日はここまで
更新遅くて申し訳ないです。
こういう書き方には慣れてないから上手く伝わっているか分かりませんが、
会話と擬音だけだと伝わり辛いかと思って下手くそでもいいから書こうと思いました。
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